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NO.7 毒

こんにちは。
6月に入ってからは何だか
上半期で1番忙しかった気がします。
今回のこの記事は月記とはまた別の、
でも記しておきたいと思ったお話です。

常々申し上げていますが
相変わらずスケジュール下手で、
手帳アプリを開いて初めて、
何日も休みなく連続で稼働している
ことに気づいて。
そしてあるあるなのが、その時まで
全然平気だったのに自覚した瞬間に
どっっと疲れが来るんですよね。

疲れから判断力が鈍って
数ヶ月に一度のタイミングで訪れる
Apple Musicの勧誘に
うっかり乗ってしまったおかげで、
昔好きだったけど最近聴いてなかったな、
新曲出してたのまだ聴けてなかったな、な
さまざまな音楽にも触れられています。

そんな過密スケジュール稼働が終わった
お休みの日、出かけた帰りにふと思いつきで
気になっていた映画を見てきました。

菅田将暉さん、SEKAI NO OWARIのFukaseさん主演の
『キャラクター』です。
テレビのCMで流れているのを見かけてから
ずっと気になっていました。
もともとSEKAI  NO  OWARIの曲が好きなことに加え、
完全オリジナルストーリーというところも
とても魅力で、極め付けには主題歌を歌うのが
ずっと真夜中でいいのに。のACAねさん!
これは観に行くしかないなぁ、
いつ行けるかなぁと思っていた矢先だったのです。

一言でいえば、毒を浴びたような感覚になる作品でした。
美しくて、残虐で、何度も心臓が止まるかと思うような。


そしてそこから意識が向いたのが、
わたしのまわりに溢れる「毒」について。

自分が育った環境からここ最近の様子までを
振り返ると、多くの毒を浴びせられてきた
ように思います。

「毒」といってもさまざまな
種類の毒がありますね。
体を蝕む悪い毒、
摂取したことでより力を発揮したり、
進むことができる毒もあると思います。
それなりの副作用も出てくるかもしれませんが。


『キャラクター』という作品はわたしにとって
生きていることや自分がしていること、
何よりも1番は自分自身へと強制的に
向き合わされるような、そんな毒でした。

冒頭で書いたApple Musicのおかげで
ひさしぶりに摂取した毒もあります。
久しぶりに聴いたさユりさんの新曲の
「かみさま」もわたしにとって
心地の良い毒でした。

さユりさんの曲はどれもそう、
なかなか向き合うのが辛くなるような部分にも
苦しみながら、けれどその様子を隠すことなく
痛く痛く描かれているように思います。

ある人にとっては毒になるものが、
また別のある人にとっては特効薬に
なったりする。
病気の治療と少し似ていますね。

もちろん嫌なイヤーーな毒もありました。
もう関わらないようにしたい、
この感覚はもうストックしましたし
同じ思いは精神衛生上よろしくないので
今後一切お断り申し上げたいです、
みたいなやつも。
それはすぐにデトックスして
どこかにやりました。

けれどそれを除いたら、
ここ数日間で摂取した毒たちはどれも
わたしが「必要なのに忘れてしまっていた」
ものばかりだったなと、飲み込んだ今、
とても感じています。
前回の記事で今欲しいものとして書いたような、
「強」とか「鋭」とか、あとはちょっとの「狡」とか。

あれを書いた時には自分の中にかけらも
見つけられなかったそれらが、急に姿を表してきました。
いいこと、いいこと。

ただ、良くも悪くも自浄作用というか、
解毒作用のようなものが活発なので
今体内に抱えている少しの毒と、影と痛みを
忘れずにいたいと思いました。

しばらくは思考が毒に満ちて
わたしが生息している場所で
面白い変化があるかもしれないなと
思うと、少し楽しみにもなります。
経験した全てを、還元できるように。


今回はここまでです。
では、また。

BGM:キャラクター/ACAね(ずっと真夜中でいいのに。),Rin音,Yaffle
       かみさま/さユり




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