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ハンドルネームのこと、いろいろ

私のハンドルネーム「いづる もえ」の由来については、自己紹介の動画でも話しましたが、文章でも書いておきます。
また、 みなさんが日頃ネットで使っているハンドルネーム、ニックネームの由来もSNSなどでこれから聞いてみたいと思います。

私がネットで表現や発信をする時に使っているハンドルネーム、ペンネームの「いづる もえ」。
いづるが名字、もえが名前です。
かれこれ8年くらいこの名前を使っています。

由来は、本名の由来になった言葉から。
私は本名の名前に「萌」と言う字が入ります。
名付けたのは母で、母が好きな万葉集の春の短歌の中に「萌え出づる」という言葉が出てくるのですが、そこから取ったと聞いてます。
私は2月の最後の日 (閏年ではないです) の生まれなんです。
今ではオタク用語の「○○萌え!」という言葉が有名ですが(笑)
もともとは春に植物が芽吹く様子を表す言葉なんですね🌿
なので、名付けた母の感覚としては「春生まれの春子さん、花子さん、桃子さん」みたいな感じだそうです。

このnoteに繋がるブログを始めたばかりの頃、最初の1ヶ月くらいは「もえ」とは名乗ってませんでした。
でも、自分の障害のことなども書いているし本名に近い名前の方が素直に気持ちを表現できると思ったんです。一部の友人、知人にはブログの存在を知らせていたので、身バレは気にしていません。

「もえ」というニックネームだけだと多くの人とかぶるだろうし、趣味ブロガーとはいえ文章を書く人のペンネームっぽく苗字もつけたいと思っていろいろ考えて、本名の由来になった言葉から持ってきました。
ひらがな表記にしてるのは読みやすいようにです。
ここまで明かすなら本名でもいいような気もするけど、家族・親戚にはあまり見られたくない、探されたくないのでハンドルネームにしてあります(笑)
家族にはアクセサリー製作で使ってる「にじまじょ」だけ教えてあります。

10代の頃と20代前半はよくハンドルネームを変えてました。
Rin、茉莉花 (まつりか) 、もねこなど。
でも、やっぱり今は「いづる もえ」がしっくりきますね。


そもそもなぜハンドルネームを使うの?

アメリカ生まれのfacebookは通常のアカウントは偽名禁止 (宣伝用のページはOK)、Instagramも本名のfacebookと連携させたがる仕様だけど、日本生まれのmixiやnote、いろんなブログサービス、韓国生まれのLINEはニックネーム、ハンドルネームを簡単に設定できるようになってます。
それに顔写真も、海外の人の方が自分の顔写真をあげてる人が多い気がします。日本も自撮りが流行ってるけど、加工しまくるのが前提だからある意味お面をかぶってるようなものだし、私みたいに好きな容姿に作ったアバターを出してる人が多い。
「私を含めて、なんで日本人はハンドルネームを使う人が多いんだろう? なんで、海外の人は平気で本名を名乗ってネットで活動できるんだろう?」
という疑問が湧いてきました。

日本人は本名を名乗らず責任逃れをしたい?
じゃあ、本名で人前に出てる人は自分の発言に責任を持つ人ばかりなのか?
絶対そうではないと思います。政治家も言論人と呼ばれる人も本名を売り込んでる人が多いけど、責任を持って発言してるとは言えない人もたくさんいますよね?

逆に、本名を名乗ってる人以外は無責任か?と言えばそうとも言い切れないと思います。
芸能人や作家は芸名を名乗ってる人も多いけど、悪いことや悪い発言をしたらものすごく叩かれたり干されたりするし、その後の態度も見られます。

好き勝手に発言して責任は取りたくないという目的だけなら、ハンドルネームなんていちいち考えずに某巨大掲示板みたいに名無しにしたり、Xにたくさんいる○○アライさんとか○○ずんだもんとか名乗っとけばいいと思います。
発言するたびに名前を変えるという手もあります。

責任とはあまり関係ないのだとしたら、一個人として発信する時になんとなく本名を避けたくなるのはなぜなんだろう。
ハンドルネームのことをいろいろ調べていたら、アジアの中でも日本人は特にネット上で本名を名乗るのを避ける傾向にあるそうです。
それは、責任から逃れたいというよりも、アジア諸国は関係性に縛られる文化だから、「現実でついて回る関係性から逃れたい」と感じる人が多いのではないか、と考察してる人がいました。
責任云々というより、関係性の問題。
面白いですね。

確かに、アメリカやヨーロッパは「○○さん家の娘さん、あんなことやってたわよ」、みたいな感じで、○○さんが成人した大人なら家族ごと叩かれたり馬鹿にされるイメージってあまりないです。実際はわかりませんが。

でも、中国、韓国、日本は家族の中の○○さん、学校や会社の先輩・後輩の○○さんみたいな、関係性の影響が強いから、「ネットで活動する時くらいその関係性から逃れたい」という気持ちが強く、日本は特にそういう傾向なのだそう。
この考察は、すごく腑に落ちます。私も、「家族にはなるべく読まれたくない、障害というセンシティブなテーマを扱ってるし、あまり目立つようなことは書くな、尖った意見は書くなだの言われるのは嫌だ」、「○○さん家の娘さんじゃなくて、私個人として発言したい」という気持ちでハンドルネームを使っています。

最終的に本名を使うか別の名前を使うかは個人の判断だけど、その国ごとの宗教や文化とも関係があるのかもしれませんね。

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