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ひとり時間の思考法:「”ひとり”を見直すと、対人関係も上手くいく」

”ひとり時間”いう響きを聞いた時、孤独を連想する人もいれば、優雅、気楽など、人によって様々なイメージがあると思う。
だけど、ひとりというのは、言うなれば”自分”なわけで、この時間が好きで、ちゃんと楽しめるということが、結局のところ、あらゆる対人関係にも影響する。

私はこの”ひとり時間”の過ごし方を、良好な対人関係における土台であり、アンパンマンの顔で言う、餡子(あんこ)のようなものだと思っている。

どうして突然アンパンマンが出てきたかというと…、そもそも私は「分人主義※」という考え方に共感している。

※人間はこれまで「個人」という不可分の存在だと考えられてきたが、実はそうではなく、ひとりの人間の中にたくさんの「分人」があるという考え方。「分人」は、コミュニティや他者との関係の中で生まれるもので、それぞれ違った人格を持つものであり、特定の友人の前で現れる分人、家族の中で現れる分人、仕事の中で現れる分人など、人間には一つの「本当の自分」があるのではなく、複数の分人によって構成されている。

作家・平野啓一郎さんの提唱する「分人主義」

それは多重人格とかそういう意味ではなく、感情を含めた”顔”の話で、家族の中での自分、地元の友人の中での自分、大学の友人の中での自分、職場での自分、趣味で繋がったコミュニティの中での自分、もっと細分化すると、同じ”家族”というコミュニティの中だって、親、パートナー、子どもなど、ひとつひとつに多少違う自分の顔が存在しているという考え。

そしてここからは持論だけれど、

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