私だけ？メルカリやヤフオク！の楽しみ方

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これは、私の会社の代表に、「はたけやまだからの楽しみ方だね」と言われたため、共感は得にくいかもしれないけど…メルカリやヤフオク！で楽しいのは、出品者や落札者とコミュニケーションをとること。

お客さんや友達とは基本ウエットな付き合い方をしているため、それが出品者や落札者とのやりとりでも表れているみたい。

ある時、イギリスの伝説的ロックバンド「QUEEN」に関する書籍をヤフオク！に出品したときのこと。無事購入していただいた後、落札された方からこんなコメントをいただいた。

私はクイーン世代で、映画「ボヘミアン・ラプソディー」を見たらよりフレディのことを知りたいと思い、この本に辿り着きました。本を購入された経緯や読まれての感想をお伺いしたいです。

落札された方からこんなコメントがもらえるなんて、すごく嬉しかった。なにせ私は10年以上クイーンが大好きだから。一つの本を通してファンの方に出会えことにワクワクした。

そのあと、その落札者とは3回ほどやりとりを交わし、本を読んでの私の感想、落札者の方が抱かれていた本のイメージを共有しあった。私はこの本から、フレディの繊細さと、それに相反した派手な生活ぶりが滑稽だなと感じた。でも、そんな彼を支えてくれた人がたくさんいたことも知れて、幸せだったんだろうなと、心がほっこりした。そんなことを落札者に伝えると、その本に抱いていたイメージがよりポジティブになり、読むのが楽しみだと落札者は言った。

こんなに物が溢れかえっている世の中で、しかもこの本は普通にアマゾンでも売っている。なのに、ヤフオク！を通してこういったコミュニケーションをとれたことは奇跡といっても過言ではないのではないか。

モノを買う・売る・渡すという行為が簡単にできるようになった時代。でも、一つのモノに対して気持ちを共有し、分かち合うのも簡単になった時代。そういった、気持ちの分かち合いを楽しめるのが、メルカリやヤフオク！の副産物なのかもしれない。