
京都ライター塾レポート05~企画力で人生も楽しむ~
京都ライター塾、5回目の講義レポートです。
(今回は都合により当日お休みしたため、アーカイブでの参加です!)
▽4回目のレポートはこちら
今回の講義のテーマは「企画の立て方」。
このnoteのタイトルに「人生」というワードが入っていますが、企画と人生にどんな関係があるのか、そのあたりもこのレポートでお伝えしていきます!
添削は怖いものじゃない
まず始めに講師の江角さん(えずさん)より、「朱入れは否定ではなく提案」というお話がありました。
前回の課題だった「私の好きな〇〇」の記事は、チューターさんとえずさんから添削コメントをいただいています。この添削を受けてどんな印象だった?と、えずさんから受講生たちに質問がありました。
正直に言うと、わたしはこの添削コメントを読むのがとっても怖かったんです…。忙しい中読んでもらうのが申し訳ない、恥ずかしい、上手く書けていなくて落ち込む…などなど。メンタルの弱さが露呈しまくっています(笑)
しかし、えずさんも昔は「人格否定をされたかのように落ち込んでいた」のだそう。ではなぜ、今えずさんは落ち込まずに記事を書けるようになったのか。それは、「読者のための文章ということに気づけたから」とえずさんは言います。
添削は、よりよい文章にするためにある。
わたしには、この「読者のため」という視点が欠けていたのですね。まだまだ自分中心に文章を書いているのだな、ということに気づかされました。今まで好きなように書いていたので当たり前でもあるんですが…ライターという「仕事として書くこと」を意識するのであれば、必要な視点です。
もうひとつ大事なこととして、「正解は自分が持っている」というお話もありました。「編集者からもらった修正点をすべて受け入れれば良いというわけではない。読者にとってこの方が伝わりやすい、と思ったらそれを伝えることも仕事」と、えずさん。書くときには「なぜ自分がそれを書いたか」という根拠を持つことが大事なのだと感じました。
企画を持ち込むために必要なこと
仕事依頼をしてもらうための方法のひとつが「企画を立てて、持ち込む」こと。今回のメインテーマです。
企画提案するための方法として講義内で説明されたのは、この2つ。
・自分が記事を書きたい媒体を見つける
・自分のメディア(noteやブログ、Xなど)で記事を書く
「noteなどにネタを溜めておくと、サンプル記事として編集者にすぐ見てもらえる」メリットがあるそうです。
書きたい媒体の探し方として、
・好きな媒体
・自分の興味と合っている媒体
または
・自分と合いそうな媒体
・書きたいテーマを扱っている媒体
が講義内で挙げられました。
いずれも「自分が好きなことがわかっていないとできない」こと。講義を通して使用する人生企画ノートは、このためにも必要なんですね。
自分の場合はなんだろう…と、ちょっと考え込んでしまいました。
企画力は鍛えられる
媒体が決まったら、媒体を知ることが必要。
「自分が書きたいことばかりじゃなくて、読者が必要とする情報を提供すること」が大事と、えずさんは言います。
その情報とは、媒体に掲載されている過去の記事を見たり、そこから「読者さんはこういうのが好きなのかな」と想像したりすると分かるんだそうです。
そして、
①読者が読みたい、または知りたいこと
②自分だからこそ書けるテーマや書きたいこと
③まだその媒体で書かれていないこと
の3つの要素が重なる部分を見つけることが重要とのこと。これを見つけるのが、まさに企画力。今の自分にはパッと思いつきません。
しかし、えずさんは「想像力や発想力は鍛えられる」と言っていました。
そして、この力は「人生を楽しくする」ことにもつながるんだそう。どうしてなんでしょう?
企画を立てるときに考えることは、この3つ。
①誰がターゲットなのか
②自分の興味があること(ハマっていることや、悩んでいること)
③誰に会いたいか、何を聞きたいか
「興味があることを書くのが一番楽しいし、熱量もある。そして、自分の勉強にもなるから」とのこと。たしかにこの3つは、自分の人生に集中していないとなかなか気づけないことのような気がします。自分は何が好きなんだろう、何を知りたいんだろうって、自分のことをわかっていないとすぐ出てこないですよね。
そしてこの企画力が身についたら、生きているだけでどんどんネタが見つかって、もっと自分の人生が楽しくなりそうです!
テーマが決まったらやること
ある程度のテーマが決まったら、最初に意識するのがこの4つ。
①独自性はあるか(自分だからこそ書けること)
②具体性はあるか(面白そうな企画だけど、本当にできるか)
③実現可能か(スケジュールや費用など)
④話題性はあるか(今の時期に合っているか、需要はあるか)
さらに、企画を深めることが必要です。
①ひとつのテーマを掘り下げる
②切り口を考える
③何を伝えたいのか考える
えずさんは「漬物」を例に挙げて説明してくださいました。(世界の漬物を紹介するという切り口、など)
ひとつのテーマでも書き手によって全然違う企画になると思うと、おもしろい!たしかに自分だからこそ書ける企画もあるんじゃないかと思えてきます。
企画書を書く練習のために、今回の課題は「人物インタビューをすると仮定して、企画書を作る」です。
インタビューのお相手は、同じライター塾仲間の受講メンバー。
お相手のことを知り、書きたい媒体を見つけることから始めるので、やることは盛りだくさん。課題を通してライターという仕事の実際を体感しています。
それでは、また次回のレポートで!