2024.1.19 大家さんとフルート演奏を聴きにいく

大家さんの友人がフルートの発表会をやるということで、大家さんと彼と一緒に近所のご自宅まで演奏を聴きにいった。
昨日に引き続き、思いがけず音楽イベントが続く週末。

大家さんについては、前の日記でも少し書いた。

大家さんは80代の旦那さんと70代の奥さんで、玄関口で会ったときには「いってらっしゃい」と声をかけてくれる、とてもチャーミングなご夫婦。
とくに奥さんの方は、多趣味で活動的で、人と関わるのが好きな方。でも押しつけがましい感じではなくて、どちらかと言うと大家さんに話を聞いてほしい!っていう人が集まってきているイメージ。

今回のフルートを吹く友人も、月に1回通う茶道教室の先生なのだそう。ニコニコとした80代半ばの御婦人だった。

今日は自宅のリビングを小さなサロンにして、妹さんのピアノ伴奏とともにいくつかの曲を演奏してくれた。民謡や賛美歌や、霊歌など。演奏者の姉妹はクリスチャンだったので、曲の合間に自分の幼少期の思い出も交えて「平和」について話していたのが印象的だった。
「わたしには大きなことはできないけど、まずは近所の人に愛を持って接したい」って言ってたな。
大学時代になんかで目にした、「汝隣人を愛せよ」という言葉を思い出した。

驚いたのが、その方は60歳を超えてから大学にいってフルートを習ったということ。
子どもの頃、家族で歌う時間が幸せで、大人になってからまた音楽に触れたいと思ったんだって。

なんて豊かなんだろう、と思った。
80歳を超えて、パートナーが亡くなった今、こうしてささやかに音楽を演奏して、それを友人たちと楽しめること。
その人は「苦しいことではなく、楽しいことに目を向けて」と話していて、まあ毎日生きている中ではそのマインドを忘れちゃうこともあるだろうけど、歳を重ねてそう思えていたらハッピーだなと思う。そんな80代を目指したい。

ちなみに、今日は自分たちも含めて10人が聴きにきてたんだけど、全員大家さんが声をかけて集まった人たちだった(わたしと彼以外、全員シニア)。
大家さんの人脈、すごすぎるなと改めて思った。

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