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2024.12.8 日本語教室とシクラメン
2年越しに、やりたかったことをひとつやってみた。
それは、日本語教室のボランティア体験。
2023年1月に日本語ボランティア養成講座を受講したものの、その後転職して土日は疲弊し、教室を探す気力もボランティアに行く心の余裕もなくしていた。
今も仕事のことを考えると心が押しつぶされそうになるが、リモート続きで人とのふれあいに飢えているので、むしろ対話を欲していた。
やりたいことをどんどんやってみよう期なので、やるなら今だと思ったのだ。
気になる教室がふたつあったが、ひとつは開催時間が平日夜のため、少し家から遠い方の教室へ。
同じく体験の人が4名ほど参加していた。
学習者もインド、ミャンマー、ベトナム、中国と国籍は様々で、親子や兄弟や学生など、学ぶ目的もそれぞれに違うようだ。
学習者と教える人の組み合わせも、そのときどきで変えるそう。今日わたしは、教室のリーダーであるおじ様先生と、中国人の男の子のペアを見学することにした。
一人でやってきた小柄な男の子は、恥ずかしそうに小学6年生だと教えてくれた。
教室が用意したらしい算数や国語のプリントを先生と一緒に解いていく。
先生のジェスチャーを見て、ときどきひかえめに笑う。
その先生は他のペアも見回らなければいけないので、「ちょっとふたりで話していてね」と言って席を離れた。
すぐには意思疎通ができないこの感じ、久々だ。自分が英語圏にいたときの、あのもどかしさ。
だけど、何を話そう、何を知ろうと考え、対話を通して他者とつながる時間がやはり私は好きなんだ。
今年3月に日本に来たという男の子。
どんな思いで生活しているんだろう。
日本語を学んで、どんな大人になっていくんだろうね。
贈り物の花がある生活
教室からの帰り道、大家さんから電話があった。
小さなシクラメンを買ったから、よかったらぜひ、ということだった。
10月から、たまたま花を頂くことが続いていて、今家には途切れず何かしらの花が飾ってある。
このまま、何か小さな植物と一緒に生活する習慣を続けるのもいいかもしれない。
シクラメンのパッとした濃いピンクは、冬の澄んだ空気によく映えるなと思った。