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京都ライター塾レポート02~「書きたい」、その先にあるもの~
京都ライター塾、今回は2回目の講義レポートです。
▽第1回のレポートはこちら
第11期京都ライター塾は「講義」と「ワーク」が交互に実施されるプログラム構成になっています。今回はワークの日!
・講義…テキストに沿って、講師のえずさんがお話をしながら講座を進めていくスタイル。インプット多めのイメージ。
・ワーク…今回は受講生同士で60分のペアワーク。今後はもくもくと書く時間もありそう。
インタビューを通して自分を知る
今回のワークは、受講生との60分間のペアワーク。事前課題として「人生企画ノート」に書き込んだ項目について、お互いにインタビューし合って自分の強みを知りましょう、というもの。
※人生企画ノート…ノート内の質問に対する答えを書いていくことで、自分の思いが深堀りできるようになっている。講座全体を通して使用します。
えずさんより共有された、ペアワークのコツはこちら。
全ての会話はインタビュー
相手のことを知る
自分のことも見えてくる
まずは、相手に興味をもって話を聞くことが大切。そして、相手の答えについての感想や疑問に思ったことをどんどん質問していく。なんで相手はそう思ったのだろう?など。興味があれば気になるところもきっと出てくるはずですからね。
そして今回聞いたお話の中で印象的だったのが、「インタビューをすることで自分を知ることができる」ということ。相手の話を聞いて共感したところ、共感しなかったところを見つめることは、自分の価値観を知ることにつながるのです。
「自由」か「安定」か
60分間で話す内容は、人生企画ノート内にある4つの質問について。どの問いも、答えることで自分の強みや好きの種、自分の理想の在り方に気づくヒントになります。
今回のペアワークのお相手は、すみさんでした。
すみさんのレポート記事はこちら。こちらもぜひ読んでみてくださいね。
すみさんから、こんな質問を受けました。
「りっきーさん(講座内のわたしの呼び名)は自由か安定だったら、どちら派ですか?」
これは「よく引っ越しをする」とか、「47都道府県全部に行ってみたい」というわたしの話を受けて、いただいた質問でした。
これまで自分が歩んできた道を振り返ると、わたしは圧倒的「自由」を求める人間なんだと思います。自由と安定は対立項ではないかもしれませんが、「安定」というのは、今の自分には遠い言葉のように感じます。
「自由」というキーワードは、わたしが書くことを仕事にしたいと思った理由にも深く関係していそうです。
書けなくなった理由
もうひとつ、インタビューをされて思わず考えてしまった質問がありました。
「大人になって、なにか書けなくなってしまったきっかけがあったんですか?」
というもの。
わたしには、書けるようになりたい理由のひとつとして、「子どものころ抱いていた、書くことが好き、という気持ちを捨てたくない」というものがあります。
わたしは、文章を書くことが好きな子どもでした。
作文や読書感想文、小論文といったものから、高校時代に流行っていたホムペ(今で言う個人ブログみたいなもの)まで。少なくとも高校時代までは、素直に自分の気持ちを外に出すことを純粋に楽しめていたように思います。そしてそれを読んでもらい、感想をもらえるのもうれしかった。
それが一変、高校卒業後からはSNSに気軽に投稿することさえ憚られるようになってしまったのです。
とすると、書けなくなったポイントはこの辺りにありそうです。心境や環境の変化か、あるいは媒体の問題なのか。なかなか根深そうな問題なので、これは別記事でもっと深めて考えてみたいと思います。
見えた強みと憧れとの差
人生企画ノートの中に「憧れの人のどんなところに憧れるか」という問いがあります。
わたしが書き出した人に共通するのが、自分の芯を貫いている人。
そんな人に憧れるんです、という話をしたら、すみさんがこう言ってくれたんです。
「わたしから見たら、りっきーさんはすでに自分を貫いているように見えますよ」
なんと、これまでのインタビューを通して、わたしは自分の意志を持って、行動力がある人に見えていたようなのです。すでに憧れの人と共通した部分を持っていたなんて、うれしい。当たり前すぎて自分には見えないけど、相手からは見えるもの。これが自分の強みなのかもしれません。
ただ、自分と憧れの人たちとの違いもわかったんです。
それは、自分から発信をしていること。
これが一番の大きな差です。思っているだけではなく、その思いを自ら外に発信すること。だからこそ、憧れの人の存在が自分のところまで届いたんです。在りたい姿に近づくための一歩としてできることは、まずは発信をすること。わたしは発信をするということにまだまだ心の障壁があるので、これは引き続き特訓が必要。
もうひとつ、うれしかったこと
すみさんより、「りっきーさんと話す中で気づいたことがたくさんあって、うれしかった」と言ってもらえました。こちらから問いかけた質問で「そう言われてみれば、なんでだろう?」とか、「そういうことだったのか!」と、相手が新たな自分を知る瞬間を見届けられるのは、こちらとしても嬉しいものです。最初は長いなと思っていた60分間も、そんな対話を繰り返していると案外あっという間でした。
インタビューを受けると、自分の内省が深まるって本当ですね。一人ではたどり着けない答えに気づくことができそうです。質問をしてもらえるってありがたい。
一人で自己分析をするのも良いけれど、インタビューを通して知る自分もいる。そんなことに気づくことができた今回のワークでした。
ちょっと余談
レポート記事を書くにあたって、めちゃめちゃnoteの機能を調べまくっている!
文字にリンクを貼る方法とか、目次のつけ方もわからなかったんですよね…。このレポート課題で初めてこれらの機能を使いました。試行錯誤。どういう風に書いたら読み手が読みやすいかな、とか構成も考える必要がある。レポートを書くことで、noteとお近づきになれそうです。マガジンも作成したので、今後まとめてレポートを読めるように追加していきます。
それでは、また次回のレポートで!