私は二人
「行動大胆だけど、話してみると繊細だよね」
就活で自分を表す言葉を探しているときに言ってもらった言葉。
今注目されているHSP。簡単に言うと、感覚が敏感で刺激を受け取りやすい特性を持った人のこと。別に病気ではない。
そんなHSPの中にも、HSS型HSPという分類がある。これは、HSPのように敏感で刺激を受け取りやすいが、行動的な部分も持ち合わせている人のこと。
自己診断でしかないが、私はHSS型HSP。
人といるのが好き、だけど一人の時間も欲しい。
好奇心旺盛だけど、警戒心も強い。
大胆な行動で周りが驚くけど、いつも一人反省会をしている。
こんな感じで、自分の中で矛盾が起こっている。
例えば、会議で発言した内容が相手の反応が悪くても良くても、あの言葉選びは適切だった?もしかして〇〇と思われたからあんな表情に、、!?やらかした、、、
なんて頭の中で一人会議がいつも起こってる。
就活を始めて、自分と向き合う時間が増えたからこそ悩むようになった。自分の中に自分が二人いるんじゃないかって。
興味あることはガンガンやっていきたいけど、警戒心もそれなりにある。あの日の行動に後々自分が驚いたり、今やろうとしてもできない。
「あの時の自分は誰?」
そう思うことが増えた。
何も考えずに生きてきたわけじゃない。けど、もう一人の自分が感情を思い出せるはずがなくて結局その行動の時の気持ちや考えを言葉にできない。
正直、苦しい。
HSSについて知れば知るほど、自分のことだって思うことがある。
世の中にはHSSに向いている仕事やいいところを書いている記事・SNSがある。それを見るたびに、涙が出る。
大体向いている仕事とか経験談は転職向けが多いから。私にはまだわからない。新卒の場合への落とし込み方法もわからない。
何より、周りにHSSがいるのかもわからないし、言い出しにくい。
言ったところでどうするのかが自分でもわからないから余計だ。 別に特別扱いしてほしい訳でもない。ただただ、同じ境遇の人がいて、どうやって生きてきたのか、就活していたのかについて話を聞いてみたいそれだけだ。
いつか私にもこんな自分を素直に受け入れていける日が来るのだろうか。
二人の私と周りから見た私。全部違うけど全部自分なんて足りない頭で理解するのは時間がまだまだ必要みたい。
数年後にこれを読み返して、あの時悩んでたんだ、向き合ってよかったと思えるような人生を送っていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?