3匹の子猫との出会い③
玄関に放っておくとお母さんを呼ぶようにミーミーと悲しげに泣くようになった。やはり気になってしまう。
夜も寝てくれなくて、ずっと泣いていた。
YouTubeで見つけた"猫が落ち着く音楽"を流しながら妹と交代で一晩中見守っていた。朝5時頃ようやく眠ってくれた。
可愛らしい寝顔だった。
2020.7.1
相変わらずシャーシャー言うがおもちゃで遊んでくれるようになった。
かなりビビっているがかろうじて抱っこもできる。
その間も兄弟を探すがどこにもいなく、里親も中々見つからない。
そこで、向かいの家の方が以前猫を飼っていたのを思い出し、何となくこの方なら里親になってくれるのでは?と直感で思った。夜遅くだったが帰宅を確認し、緊張したが訪問し、事情を説明した。また迎えたい気持ちはあるが、やはり旅行に行けなくなるなどの制限があるため難しいとの事だった。初めて面と向かって話をしたが、とても良さそうな方だった。(この方からは、後に残っていた猫砂等頂いた)
世話をする中で愛情もどんどん深まり、この子をうちで幸せにしてあげたい、感じるようになった。
家族で話し合い、結局我が家に迎えることとなった。名前はみおん。
初めこそシャーシャー言われ、本当に慣れてくれるのか不安だったが、レオンにしきたりを教わりながら今ではすっかりウチの子となった。夜は寝室の枕元で眠り、ゴロゴロと喉を鳴らして甘える。レオンは少しヤキモチを焼いているが2人の距離感は近すぎず遠すぎずちょうど良い。(本当はくっついて眠る姿を見たかった)
やっぱり気がかりなのはみおんの兄弟たち。どうか無事に生きていてくれていることを願う。
みおんが来てくれたおかげで動物福祉や動物の権利について興味を持ち、動物に対する意識がかなり変わり、どうやって共存していくべきか考えるようになった。お肉も食べなくなったしさらにそこから広がって環境問題にも興味を持つようになった。みんな知らないだけで事実を知ったら行動が変わる人はたくさんいると思う。
みおん、うちに来てくれてありがとう。