腎移植ドナー日記 2023年2月13日(月) 入院初日②
早朝の新幹線で福島医大へ来たものの何科に入院するのかが分からず大荷物を持って病院内うろうろ。
泌尿器科でPCR検査を受け陰性、ようやく病室へ。
注:公にするつもりはなかったメモなので、くだらない話や愚痴のようなものもあります。おふざけ口調で書かれてもいます。
合わないと感じる方はご覧にならないでください。
担当の看護師さんからご挨拶。
入ってさぁ茶でも一杯とひと息つく前にその方「すぐで申し訳ないんだけど採血させてください」と。
詮なきこと、検査に来たのだ茶を飲みに来たのではなし。聞けば昼の食事前に採らないといけないそう。血糖値等の問題かな?
いそいそと持参したスウェットに着替えたらば若いお医者さんと共に担当看護師さんがお越しに。
申し訳なさそうに「動脈の血管から取ります〜」と。「固まっちゃったらもう一回取ります」とも。うへぇ。動脈から採血する重大さはあまり分かってないけれどなんだか痛そうだなぁ。あと血の出に自信がない、献血してても他の人の2倍くらい時間がかかる人間なので「固まってしまったらもう一回」のお言葉でもう上手くいかないフラグがピンと屹立してはためいている。
右足の鼠径部から針が入る。ピキン!と腰が反りかえる。凄く嫌な感じ。痛みも強い。反り返りも収まらず痛みもどんどん強くなって、つい「イタイ…」と口走ってしまった。職業柄痛みには強い、どんなものだってドンと来いと思っていたくせに入院してものの数分で敗北である。
痛くてヒィヒィ言ってる最中、ベテランっぽい看護師さんの声が間仕切りカーテンの外から聞こえる。あれ、採血は〜?と担当看護師さんに聞いている。いや今してますから。採血なうですから。クッソいてぇ(汚い言葉申し訳ありません)ですから。「…なう…なう…」とうわごとのように呟いてしまう。クソ痛い(二度も汚い言葉申し訳ありません)と死語も口走るらしい。そうこうしてるうちに太くて短いメスシリンダー2本分の血液が抜き取られる。痛い。
あまりにも痛そうにしていたからか嫌な痛みなのが問題だったか固まったのか理由は分からないが針が抜かれる。「あとでもう一回やりますね、ちょっと待っててください」と告げて若いお医者さんと担当看護師さんが去る。痛みの嵐、入院後数分での襲来。荷物をいくつか取り出しただけでまだ収納できてない散らかったベッドでへなへなと放心状態。
数分経ったら呼吸が整い、痛みも落ち着いてきたためぼーっとする。
「ちょっと待て」との言い置きなのだからそろそろ来るだろう。いや来ない。5分待っても10分待っても来ない。
それならばとバスタオルやらパジャマやら荷物を棚へと収納し滞在の用意。お連れしたぬいぐるみ代表まみさんはベッドの右上に座っていただく。ほぼ終わったところで担当看護師さんがお見えに。
「さっきは急でごめんなさい。まだ採血残ってるんです。ほら〜」と見せてくれたのは小さな試験管たち総数7本。いや数あり過ぎだろ!鼠蹊部と腕どちらがいいか聞かれたので腕と即答。あんな痛いの二度も耐えられないよ。
結局トータル試験管15本分くらい血を抜いた気がします。
あれが辛いだこれが痛いだ泣き言愚痴まだまだ出てきます。
読めば読むほど好感度が下がる入院メモです。
全て明らかにする頃にはプロレスの物販私の前に誰も並ばなくなってるんじゃなかろうか。
そんな事より生体腎移植を考えている方たちに躊躇いや迷いを与えてしまう原因になりはしないだろうか。
でも、嘘はつきません。
こんな検査を受けてこんな気持ちだった、が、どなたかの参考になれば。
お昼ごはんをいただいたら次の検査へ。