腎移植ドナー日記 2023年1月〜2月上旬
「腎臓をあげたい」と言ってくれた母が服用している薬のため難しくなり、再び私がドナー候補に。
まずはもう一度「ドナーになりたいです」と担当医に伝えるところから。
2023年1月23日(月)
提供意思があることを伝えるため福島医大の移植外来へ。
ならば検査に入っていきましょうと、
昨年10月に一度キャンセルした日帰りのもの2回と、5日間入院しての全身検査
計3回分の日程を決める。
私が遠くに住んでいることを考慮してくださり日帰りの方は2日続けてできることに。
お心遣いに感謝いたします。
1月24日(火)
姉の家に一泊して翌日帰ろうかと思ったが、お夕飯をいただくと突然の吹雪に。
この日から26日にかけ、強い寒気の影響で北日本から西日本の広範囲で記録的な大雪や暴風、低温に。
大雪での列車の立ち往生、高速道路での車両滞留、給食が届かない、低温での水道管破裂、給水制限など、各地で大きな被害が。
この天気で暗い中駅まで行くのは難しいと、もう一泊させてもらう。
1月25日(水)
目覚めたら一面銀世界。
福島でもこんなに降ること滅多にないよ…と地元の方が驚くくらいの積雪に。
それでも戻らないといけないため、午前中のうちに駅に送ってもらい新幹線で帰路に着いたのだが、
忘れられない経験をする。
朝10時10分、停車していたやまびこに乗車。
この時点で福島駅では積雪5、6センチ、もう少しあったか。見るものは全て真っ白、大粒や小粒の雪がはらはらと降り続いて、屋外に立つとすぐに髪が雪で白くなるほど。
そんな状況だったため、この先新幹線止まらないかな、大丈夫かなとどきどきしながら乗ったのだが、
隣駅の郡山に着いた時目を疑った。
10分少々しか走ってないのに明らかに積雪量が少ない、降雪が見られない。
さっきまでいた福島では世界が全て真っ白だったのに、屋根や道路には数センチ積もってるけどそれ以外のところには雪がないため街がカラフルに見えるほど。
もう少し走っていくと全く雪がない田んぼもあり、このまま止むのかと思いきや、
福島南部白河のあたりではまた真っ白に。
那須高原付近ではこれ福島より積雪量多いのでは?と感じるほどの大雪。
しかし宇都宮駅に近づくにつれて雪が止み、積雪もなくなってきて、宇都宮越えたくらいで雪って何のことやらと感じてしまうほどの晴天に。
福島で乗車し大宮で下車するまでの約250kmの間に天気も景色もどんどん変わり、
日本って広いんだな…と感じさせられた。
2月上旬
日帰り検査が二日続けて。
朝から絶食で昼過ぎの新幹線にて福島へ。
初日はCT検査。
造影剤を点滴で投与され、寝転がって機械にin。
看護師さんから「体が熱くなったりおしっこが漏れるような感覚があります」と言われていたが、途中で本当に熱くなってきて最後の最後にプシャーっと。盛大に漏れた。
下着を確認したら漏れてなかった。
2日目は腎レノグラム検査。
腎臓の機能がわかるそう。何かを飲んだのか注入されたのか失念してしまった。どちらもやったような気も。
とりあえず長いこと寝っ転がっていた。
途中は腎移植ドナー話ではなくお天気のお話でしたね…
次からは入院検査の話です。