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腎移植ドナー日記 2023年2月15日(水) 入院3日目②


経緯や思い等
まずはこちらの動画をご覧ください
春日萌花 生体腎提供(ドナー)手術に伴う欠場へ



2018年秋 姉から腎機能が低下した場合腎移植ドナーになってもらえるかを尋ねられ承諾する

2022年4月 姉の腎臓の数値が悪化した旨を伝えられる

2022年6月中旬 ドナー候補として初めて泌尿器科を受診


看護師さんが患者の名前を覚えてくれる。
それが当たり前のことなのか否か
分からないため妄想が自虐の方向へ…

15:35 エコー診察へ。

検査受付への行き方に迷ってると(何度目の迷子だよ)何度か病室に説明に来てくれた看護師さんが「◯◯さん」と本名の名字で呼んでくれた。
その方と自分の差にドキドキしてしまう。彼女と比較すると自分が横にも縦にも大きくて、違う生き物のような気持ちになる。小さくてとても可愛い。しかし私の何十倍もカッコいい。ここで働いてらっしゃる方は皆カッコいい。コロナ禍になってから通販の売り上げを一部医療従事者の方へ寄付させてもらっていたがいつの間にかやめてしまっていた。今回コロナ罹患ではないものの大変お世話になり、退院後に私は何ができるだろうか。

もういっちょ話が脇道に逸れるが、名前を覚えてくれた看護師さんに有難さを感じる一方、どうして覚えてくれたのだろうかとネガティブな理由も浮かんできてしまい…。
悪目立ちしているのではなかろうか。ロングヘアのインナーと先っぽのカラー、まつ毛に爪に…全部赤い。こんなひと病院内で他にいない。「赤が好きなんですか?」と聞いてくれた別の看護師さんもいたっけ。やたらめったら赤くて派手だから覚えられているのではないだろうか。もしも「赤髪の◯◯(本名)」なんて心の中で呼ばれていたらどうしよう…。そんなネガティブな妄想がやめられず止まらず(あくまで妄想です!看護師さんは仕事に対しての高いプロ意識で名前を覚えてくれたのだと思います)。

閑話休題エコー検査。
診察表にエコー(腎)と書いてあったのでお腹周りを見るのかと思ったら
「甲状腺見ますね〜」首だった。
機械を撫でるように当てて時々動きを止めて、10分くらいで終了。

今日はこれで終わりなのだろうか。朝の説明通りならば終了である。まだおやつの時間だよ。することがないよ。いや寝たりラジオ聴いたりスマホいじったり本を読んだりはできるけれど、じっとしていたくない、出かけたい。

フラフラ歩きに行くかと病室から1階へと降りようとエレベーター待ちをしていたら先ほどの小柄でカッコいい看護師さんが。
「リハビリですか?」
そうだ私が入院している階は整形外科なんだった。リハビリでウォーキングされる方もいるのだ。歩行器つけて歩く方よく見かけるもんな。
「いえあまりにもヒマで…」
「あぁ^^ブラブラ」
「そうなんですよぉもう体力が有り余っちゃってねぇ!」
おバカな受け答えしかできないが本音である。
体を動かしたくて仕方ない。せめてドラクエウォークのクエスト目的地くらいまでは行こうかと建物の外に出るが、病院内のこともわからなければ病院の敷地内のことなんてもっと分からない上に激さむである。しかも吹雪いている。これじゃふらりとお散歩が命取りだと断念。

ならば積もった雪で少し遊ぼうと病院前の車も人も来ないところで雪に触っていたら、駐車場の警備員さんがずっとこちらを見ている。車道や駐車場でなければご迷惑にならないかと思ったが、私がここにいることでこの方のお仕事を何か増やしてしまうのかもしれない。ごめんなさい。病室に戻ります…。

そこからは自室のベッドで本を読んだりラジオを聴いたりスマホ触ったりゴロゴロして眠くなったり自分のいびきで目が覚めたり。自己嫌悪ルーティン。

放っておけばいくらでも寝られる特技(?)が良くない方に働いてしまった検査入院3日目でした。

「寝る子は育つ」を体で表すかのように、実は今も身長が伸び続けています。

先日行われた葛飾納涼花火大会にて。
夏の風物詩を楽しみました。

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