SteamDeckでPCVRしようとした話
前回の!ラ◯ライブ!!
以前からスタンドアローンモード(Quest単体)でVRChat(以下VRC)をする事でPCVRとの壁と差を感じざるを得ない環境にいたゴマさん(当時16歳。尚執筆時16歳)はどうにかして安価にPCVRをする方法を模索していた。
そこに朗報が飛び込んでくる。SteamDeckの登場及び日本発売であった。
約6万円ながらホグワーツレガシーやサイバーパンク、タイタンフォール2等をプレイできるというNintendo SwitchもゲーミングPCも真っ青なポータブルデバイスが出たのだ。
しかも、開発は名の通りSteam…の、運営会社VALVEでありVRとの互換性も期待ができた。
それが2023年3月のこと…まさかあんなことになるとはこの時は思いもしなかった。
クソみたいな導入でした。はい。
この記事を読むにあたっての注意点を説明するために最初に結論を述べます。
SteamDeckでPCVRはできます!(ただし実用的ではない)
ですがこの記事は「How to SteamDeckでPCVR!」という目的で書いてはいません。
何故かというと、先述した通り実用的では無いからです。ちゃんとPCVRができるような方法は僕には見つけられませんでした。てか、触った感じスペック上現時点では不可能だと考えています。
ですのでこの記事は、備忘録。一応可能だけれど、こういうことがありました。と目的はあまり定めてません。
強いて言うなら、「できるのかな?」とか気になった人向けの記事です。画面の前のあなたのことですね。違う?あ、そうですか。
それと、今回Quest2でしか動作確認していません。PICO4やVIVE XR elite、Pimax crystal等のスタンドアローンで動作するHMDで動作するかはわかりません。てか、この3つ使ってる人たちはみんなPCVRユーザーでしょ(偏見)。あっちいけ!しっし!
では本編です。
使ったもの(細かいところも全部)
①SteamDeck、Quest2
②Steam、SteamVR、VRChat
③ALVR
④Wi-Fi(5GHz帯対応ルーター)
⑤キーボード
⑥マウス
⑦USBハブ(SteamDeckに繋げるため、オスはUSB-Cのもの)
⑤、⑥、⑦はあったら便利です。ターミナルを使うのでソフトウェアキーボードだと入力し難くてイライラします。あとは、⑨ターミナルを触る根気と知識 ですかね。僕はhacknetでLinux学んだ人ですから、あまり知識は無いですけれど。
それと、Questのアカウントを開発者モードを使用できる様にしてください。Quest2はPCに接続してストレージをいじるには開発者モードをオンにする必要があります。あと、ターミナルからQuest2本体を操作するのでぶっ壊す心配がある人はやめましょう。間違ってrmとかしてみ。飛ぶぞ。Quest2がLinuxのコマンドで作用するのか知らないけれど。
やり方
………はこちらの動画を参考にしてください。
ALVR を使用して Steam デッキで VR をプレイする方法 (Quest 2 ではワイヤレス、Windows は不要)
自動翻訳がついてるから日本語しか分からなくても安心!(困らないとは言ってない)。
理想と現実の話
上記の動画では人によっては期待以上の動作をしている様に見えますが、それが快適かと言われるとそうでは無いです。むしろ皆無です。画面はガビガビ、頭を動かすと約5〜10秒後にようやく画面もガクガクしながらついてくる。と言った感じでQuest2単体でVRCする方がよっぽど良いと感じるほどでした。
ALVR、VRChatの画質を落としたりなんかの機能をオンにしたりオフにしたりで一番快適に感じる様な塩梅に設定してもそもそもマシンパワーが弱すぎるせいで、変化はあまり感じられませんでした。
てか、そもそもVRChatが要するPCのスペックが特殊なんですよね。それも影響してると思います。
最後に
PCVRを期待してSteamDeckを買うのはやめた方が良いです。ちゃんとゲーミングPCを買うのをオススメします。それが一番確実で簡単。これが一番早いと思います(RTA)。
そんな僕のSteamDeckは………
WindowsOSにデュアルブート→オーバースペック音楽プレイヤー化→WindowsOSが使えなくなった(原因不明)→SteamOSに戻す→MoSlimeVR(フルトラ関係ソフトウェア)用のデバイス。となりました。ゲーム機として使っているかと言うと全然。たまにミューズダッシュやるくらい。というか、無理にWindows化させる必要ないと思います。特殊な使い方しない限りは。
……………余談ですが、SteamDeck(SteamOS&ゲームモード)でVRChatを起動させると、「デスクトップモードで起動しますか?VRモードで起動しますか?」という表示がされます。わざわざこんな表示作ったんですねー^^。現時点ではVRを使うことを前提としたデバイスではないはずなのにねーへー^^。
それと、自身の持っているゲーム一覧の絞り込み機能を使うと「VR」という項目があったりします。更に、現在開発中の新型valve indexについてスタンドアローンで(も)動作することを示唆する様な発言がされていたり、SteamDeckと連携するのではないかという考察がされていたりします。
故に、今後SteamDeckがなんらかの形でVRに活用できる可能性はあります。これは必ずしもそうであるというわけではなく、そうかもね〜というだけですが。
仮にスタンドアローンでSteamVRが動くvalve indexが登場したらゲームチェンジャーになると思います。最低限必要ではなくなってしまったゲーミングPCは更に画質を上げたり、フルトラしたり、マルチタスクするためのオプションとしてという選択肢になって……いや、それはないか!がはは!でも、Quest2は致命傷を受けますね。自社のストアが充実していないPICOやVIVEはもっとやばそう…。
今後質問等があれば可能な限りお答えします。
Twitterに送ってくれれば早めに返信すると思います。
調べたけれど、国内で真剣にSteamDeckでPCVRしようとしてるの僕くらいじゃないですかね。金がないってことなんですけれど。
では、また今度。
今度はフルトラについて書こうかなとか思ってます。
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