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そういえば、「プラネタ」ってどうなったの?って話

PlanetaプラネタというVRSNSを知っていますか?
2023年8月にXにてプレスリリースされたVRSNSプラットフォームで、同月にアルファテストが行われたりそれに伴ってフォトコンテストが開催されたり、テスト段階直後からかなり力の入れようを感じたサービスです。

ですが……2024年2月のサーバー同時接続負荷テスト以降何も音沙汰がない状態となっています。Xでも全くと言ってもいいほど話題にならなくなってしまいましたが、プラネタの現状はどうなっているのでしょうか。
今回は、プラネタの今と今後をまとめてみました。
それでは、本編です。

追記 2024/10/03
2024/9/26にプラネタ公式Discordサーバーの「質問•相談(旧)」にて動きがありましたが、内容がセンシティブな案件でしたので加筆することは控えさせていただきます。


ユーザーがプラネタの情報を見れる場所

執筆当時(2024/8/15)、一般ユーザーがプラネタ公式の情報を見れる場所は

  • 公式X

  • ホームページ

  • 公式Discordサーバー

となっています。関係者のSNSからも多少見ることはできますが、あまり信憑性のあるものとしては見ていません。(プロジェクトの内容を個人のSNSで上げるのはネットリテラシー的にどうなのかなーと思うので)

公式ホームページの更新について

2023年9月
公式ホームページの”News”は9月14日で更新が止まっています。

プラネタ公式ホームページより

一応サイトの更新履歴を確認してみましたが、こちらは8月14日にサイトの修正が行われていました。日付的にwebサイトリリースからの修正であまり関係はないと思われます。もしかしたらドメインを調査すればまた何かわかるかもしれませんが、ドメイン調査はドメインを登録した方の個人情報が出てくるので調査しませんでした。

予定されていたβテストは何処へ…?

2023年11月
プラネタ公式Discordの『❓質問・相談!』(現:質問•相談(旧))チャンネルにてβテストやプラネタのロードマップについての質問が投稿されました。
これに対し「準備が出来次第公開します!(遅くなっておりすみません!) 遅くとも年度内を予定しています。」と青海さね氏が投稿されていました。
つまり、2024年3月までにはβテストが開始されている予定でしたが未だにβテストは行われていません。また、ロードマップも明確にされていません。

全く更新のない公式Xについて

2024年2月
プラネタの公式Xアカウントは2月21日に更新が止まっています。
最後のポスト内容は同時接続テスト協力のアナウンスでした。

プラネタ公式Xアカウントより

Discordサーバーはもう反応なし

『❓質問・相談!』(現:質問•相談(旧))や『💬雑談』にはユーザーの投稿は今でもちらほら見かけましたが、プラネタの運営からは特に何も反応はありません。
同時接続テストが終わってからだんだんと音沙汰がなくなっていった印象です。


あれからプラネタは・・・

2024年10月
進展がありました。

プラネタの公式Xアカウントからバーチャル名鉄名古屋ステーションの開催告知ポストが投稿されました。
バージョンアップしたプラネタで開催されるとのことです。

同時期にDiscordサーバーにも動きがありました。その中で「普通のゲーム開発みたいにスクショとか動画見せて今こんなん作ってま~すとか言えたらいいんだけど、なかなかそういうわけにもいかない事情があるのだ 頑張ってはいるよ!」との投稿がありました。
開発の進捗については全く情報がありませんでしたが、少なくとも止まっているわけではなさそうです。

プラネタを使用した近代美術館

秋田県立近代美術館はメタバース上で家庭からでも美術品等を閲覧することができるサービスを提供しています。そのサービスの中でプラネタが活用されています。

ただ、当初は記載されているURLからアカウント登録画面にいかず404状態だったらしく、最短でも約10日ほど放置されていた可能性がありました。ですが、現在は修正済みですのでアカウント登録することができます。


プラネタの不思議な部分

ここからはプラネタの怪訝な点とその考察をまとめていきます。

ロードマップが見当たらない

プラネタには予定を時系列順に整理した”ロードマップ”が公開されていません。
ユーザー向けに公開するロードマップすらないのであれば、内部のロードマップも存在しない可能性がある。と僕は思います。

クラファンのリターンがまだ届いていない人がいる可能性

僕はクラウドファンディングのリターンは「ASHちゃんパーカー」を選んだのですが、こちらは2023年12月に届きました。
しかし、2024年8月5日に『❓質問・相談!』(現:質問•相談(旧))にて、とある方から「そういえばクラウドファンディングのリターンっていつ頃届くんでしたっけ?」との投稿がされました。ちなみに8月16日の時点ではDiscordには何も動きはありません。
返礼品によっては発送に時間がかかったり、なんらかの不手際でクラウドファンディングを申し込めていない可能性も充分にありますが、仮に本来されているはずの返礼品の発送がされていないのであれば由々しき事態です。

プラネタを活用した通信制高校は本当に使用しているのか

今年の4月から勇志国際高等学校にてメタバースを活用した”メタバース生”がスタートしました。
勇志国際高等学校 メタ生公式Xアカウントでは実際の様子が伺えます。

………βテストすら実施されていないプラネタが何故、学校教育で使えているのですかね。
推測ですが、現時点ではVRChatやVirtual Castが使用されているのではないかと思います。学校もプラネタが正式リリースされていない状態でメタバース生の募集を始めてしまっていますから、そうせざるを得ないと思いますし
(仮に本当にそうだったとして、何故正式リリースされていないプラネタを活用しようと思ったのか。マジで謎です)。

そもそもあれだけ支援されていて何故リリースされていない…?

クラウドファンディングは目標金額100万円に対して総支援額約170万円と大大成功を収めました。
それにも関わらず一向に音沙汰がない。正直、遺憾です。
昔の記事で話したことを引用しますが、僕は今回のクラウドファンディングにプラネタ正式リリースを微力ながら援助したいという動機で支援しましたので、極端な話価格なんてマジでどーでもいいです。ただ最低限見合う品質で、きちんと提供されれば充分だと考えていました。
ですが、リリースされないなら話は別。お金よりも誠意が感じられないことがすごく悲しいです。提供予定の機能とサービスの画期的さも相まってすごく残念。

今のところイベントスペースとしてしか利用されていない

バーチャル名鉄名古屋ステーション、秋田県立現代美術館など現在まで催しものでの利用が多く、プラネタ公式サイトの記載にある様な性能は今のところみられません。
また、クラウドファンディングの目的にもある
”「VR」SNSであることに意味があるんだよ、と世の中に示したい!”
”色々と「ちゃんと」したい!”
”社会にバーチャルを広げたい!”
に当てはまる事として行っているのでしょうか。

最後に

今のプラネタは惰性で動いているように感じます。開発が続いてくれていればいいんですけれどねぇ。
余談ですが、今回の記事をまとめるにあたってプラネタに関わっている(今どうなのかは不明)青海さね氏のXにアクセスしたのですが、なんと非公開になっていました。いわゆる鍵アカです。えぇ…。
なんというか……ここまでプラネタに不信感が募ってしまうと、したくない予想とか先入観が生まれてしまいます。
今後のプラネタの動向に期待です。


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