29歩目:自分が弟に感じていた劣等感は確かに本物だった。
弟との関係はそこそこ良好だと思っている。
向こうがどう思っているのかはわからないが、
こちらから、話題を振ると結構答えてくれるし、
有益なことも教えてくれるので、
嫌われてるということは無いと信じている。
幼少の頃から、弟に劣等感を感じていた。
友人を作って遊び回ったり、ゲームのコツを掴んで、
私はいつも教えてもらう立場だったり、
普通に学校の成績も良かった。
両親は変に私たちを比較することは無かったと思っているが、
私の主観なので、弟からしたらどうかわからない。
両親は『聞き分けのよい子』の私を評価してるようなのだが、
社会的な能力は圧倒的に弟が高い。
友人関係も広い。
そして、頭がいい。
基礎値が全然違う。
私が1月かけてクリアできなかった脳トレを
30分〜1時間でクリアしてしまった。
出来なかったところから、
方法を検討して、形に成すまでの時間がすごい短い。
驚いた。
改めて、自分が感じていた劣等感というものは、
間違いではなく、正しいものだったのだと実感した。
だからといって、子供の頃のように、
劣等感に苛まれるということはない。
劣等感を感じるが、それまでだ。
ただ、その能力に我が弟ながら、驚いた感じだ。
その差があったとしても、
自分が価値の無い人間であるわけではないと
今は思えているからだろうか?