◇文句はどんな時だって自分の心から生まれるもの。
このコロナの状況は
私たちにいろいろなことを
教えてくれ学ばせてくれる。
普段、仕事に行きたくない。
と口を開くたびに言っている人は
いざ、仕事がなくなれば
会社や政府に文句を言う。
普段、休みがほしいと願っている人が
緊急事態宣言で休みが増えると
つまらない、暇だの文句を言う。
人間って本当に不思議だ。
こんなふうに
生きていると自分も含めて
「人間って本当におもしろいなあ」
って思う時が度々ある。
*
仕事が嫌だ!といいつつ
いざその願いが叶ったとしても
お給料が減る
生活出来なくなる
なんて文句を言い始めるし
会社に行きたくない!と言っていて
いざリモートワークになり
会社に行かなくてもよくなったとしても
家にずっといるのは飽きる
つまらないだの文句を言い始める。
このコロナの影響で
ずっと願っていた自分の願いが
いざ叶ったとしても
それに対して文句や不満を言う。
それはきっとその願いが叶った引き金が
〝コロナ〟だから
みんな納得しないのだろう。
そしてなによりも
自分の願いが叶うことよりも
自分にとっての不利益の方が大きいから
文句しか出てこないのだろう。
要するに
どんな状況でも文句は生まれるのならば
その文句を生んでいるのは環境ではなくて
「自分自身」にしかすぎない。
結局文句というのは
自分の心からしか生まれないということだ
*
人間って本当にわがままで厄介だけど
それがまた愛おしいところだ。
だから
いざ自分が欲しいものが手に入ったとしても
これじゃない、あれじゃない
私が求めているものはこんなんじゃない
と、また別のモノを探し始めようになるし
自分が求めているものと
まったく同じカタチで手に入らないと
満足いかない。
だから、自分から文句が生まれている
ということに気付かない限り
一生文句というのはなくならない。
きっとそのような人は
仕事が1か月ほどなくなって
たとえば100万円を給付されたとしても
また違った文句は生まれるし
この状況で休みにならない会社に対して
文句を言っていたとして
いざ休みになれば
お給料が減ることに対して文句を言うだろう。
*
文句を言っていてもキリがない。
なぜなら
すべての文句は自分の内側(心)から
生まれているからだ。
「自分が文句を生み出しているんだ!」
ということに気付かない限り
どんな状況でも
どんな場合でも
文句は生まれ続けるから
文句しかない人生になる。
それはこのようなコロナの状況だけではなくて
この先、生きていくうえでも言えることだ。
文句ばかりの人生でもいいし
文句を言い続けていたっていい。
それは個人の自由だし
あなたの人生なのだから。
でも、文句というのは
いつだってどんなときだって
自分の心しか生まれない。
それだけはお忘れなく。
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