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過去の話7


長くなったのでこれで最後にする



最近よく母のことを夢に見る

母が死んで今年でちょうど10年だ

夢の中では死んでないことになっていて
でも死んだ事実はわかっているの
普通に日常生活を送っている

多分私の願望なのだろう
叶えることは出来なかったけれど。

母が死んでからは
時間が進むのが早かった

新しく出来た恋人との時間の方が長かった

一番辛いときにずっとそばで支えてくれた

最初の内は私も不安定でよく泣いていた

進学を目指して勉強をしていたし
大学の推薦もとれたのだけど
お金の問題で就職するしかなかった

親を亡くしてすぐに社会人になった
精神的にいっぱいいっぱいだった

ただ生きるために働いた

辛いけれど1人じゃなくなったから
少しだけだけど辛くなくなった

私の人生振り返ってみたら
身内との別れが多くて
とても色んな事があった
人生終わってみれば
辛いこと楽しいこと
半分半分だって言うけれど
そうだったら私の人生
これからは楽しいことの方がたくさんのはずだよね?笑

今の私は普通に幸せです。

身内に恵まれなかった分
他人に恵まれている

幼少期は自分の世界が狭すぎて
誰も助けてはくれなかった

今は助けの手を差しのばしてくれる
人達がたくさんいる

感謝しかない

私が色んな経験をして
家族の死に触れて言えるのは
今死を選ぼうとしている人は
自分から死を選ぶ前
ちょっとだけでいいから周りを見てほしい
貴方が死んで泣く人がいることを知ってほしい

死んでしまったらその泣いている人に
ありがとうもごめんねも言えなくなる

私は今母さんに会ったら
謝りたい
あとありがとうも言いたい

虐待と言えばその一言で片付けられてしまうけれど
母さんは母さんなりに
私を愛してくれていたと思うから。

大人になってはじめてわかる気持ちもある

女1人で子供を育てる辛さ
昼夜働く辛さ
家事の辛さ
生きていくことの辛さ

わかってあげられなかった
後悔ばかりだ

この十字架は一生私は背負わなければいけないんだと思う
それでもだいぶ前向きになれたよ
猫達もいるしね。


過去の話はこれでおしまいにします。

とても長い話になってしまったけれど
最後まで目を通してくれた人達には感謝します。

ところどころ気分を害してしまうような内容もあったかもしれないけれど、これは全て事実なので書かせていただきました。


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