そういうパラレルもあるよ って言われた話
占いで私の事をみてもらった。
すごく落ち着いてると思うんだけど、どうしたの？
大正解。
私ものすごく落ち着いちゃってるんです。
落ち着いちゃってて、どうしていいのかわからないんです。
ここまで自分の やりたい という気持ちに
それはそれは忠実に突っ走ってきました。
山の中で生活をしてみたいと思えば
仕事をやめて山小屋で働き始め、
オリーブが気になると思えば
瀬戸内海の小さな島にいた。
沖縄の離島の暮らしを体感してみたいと思ったら
いわずもがな。
そんなふうに “これがしたい” “ここにいきたい”
という明確な意思のもと生きてきた。
今の私には具体的なものがない。
昨年やっぱり山小屋で働くことが好きだとわかったから
夏は山小屋で過ごしたいと思ってる。
冬は決まった定住地を見つけてそこで生活したいし
そこには長く一緒にいれるパートナーが欲しい。
2拠点の生活を確立したいっていうのが今の私です。
いろんなとこに行って
いろんなことをしているように見えても
結局それは私にとって同じことの繰り返しなのかも
って気づいちゃったんです。
人と出会ってその地の事をちょっと知って去っていく。
作業は違っても、やってることは同じ。
この場所で “続き” があったら
私はどうなっていたんだろう？
何度もそう思った。
だからもう一歩踏み込みたいなって。
山でも成長したいし、
冬はパートナーとの暮らしを実現させてみたい。
今までは自分一人でやってきたけど、
これからは他の人とも一緒にやっていきたい。
けどまた気づいちゃったんです。
2拠点の生活で冬だけのパートナーを見つけるのが
簡単じゃないってことに。
これ普通に結婚相手探すより難しいんじゃない!?
それさえ普通に出来ないのに、
何で自分でさらにハードルを上げてるんだろう。
“夏くらいに出会うと思うよ”
え、夏!?
、、正直がっかりだ。
夏か、、山小屋にいるのにどうやって出会うんだろう。
それに冬の拠点をしっかり安定させたい私としては
今すぐに出会って定住地を確立したい気持ちが
強かったから内心嫌だなと思った。
“出会ってないでしょ？ぴんとくる人いた？
萌絵ちゃんは会ったらわかる人だからわかるはず”
たしかに、前もそうやって言われた。
まだピンときてない、、かな？
このままピンとくることない
なんてことあったらどうしよう。
“無理矢理ここで出会うっていうのはないんですか？”
私の諦めらの悪さが口を出る。
無理矢理 ってなんだろう。
“そういうパラレルもあるよ”
パ ラ レ ル !?
なんかすごい言葉が出てきた気がする。
この人はこういう所を言葉のうえでは否定はしない。
パラレルに生きる私、お幸せに。
“私なんとなく寂しい気がするから今出会いたいんですよね”
“えー!?そうなの!?そんなふうにはみえないけど”
“私もこんな風になるなんて思ってなくてびっくりしてます”
“だよねー!!大丈夫、夏に出会えるよ!!!”
私は寂しくならない で占い師とわかりあうってどうなんだろう。
“萌絵ちゃんのタイプって、尊敬できて、、自分の船を持ってる人？あ、船っていっても実際の船じゃなくてね。自分を持ってる人。”
“そうそう、ちゃんとしてる人”
“萌絵ちゃんのちゃんとしてるって
世間一般のちゃんとしてると違うよね”
私は信頼できる占い師を2人知っているのだけど
二人とも私のタイプについて同じことを言うの。
二人とも要約すると こだわりが強くて
自分にまっすぐすぎてちょっと変わってる人 らしい。
私はどんなタイプの人が好きか聞かれると
だいたい 普通の人 って答える。
けど二人がいう私のタイプは同じだし、
まさしく私の好きなタイプ。
“大丈夫だよー。たぶんわかってると思うけど、
萌絵ちゃん運が強いから。
あと、言霊の力も強いね。だから気を付けてね。
よくないことも実現しちゃうからね。
萌絵ちゃんは何でもできるよ。
何でも出来ちゃうから。
想像できることは創造できるんだよ！”
私は、“想像できないことは創造できない”って思ってた。
“想像できることは創造できる”の方が明るくていいな。
私は否定的だし、ネガティブだけど
お陰様で前向きな発言にしていこうと思えた。
これからどうしようかなー。
“28.29くらいでなんか思い描いたことない？
それが実現するかも”
、、思い描いたことがありすぎてわからないです。
“絵とか書く？創るのが得意だと思うんだけど”
私の日本一周旅行記をみてくれている方は
よく知っていると思うけど、絵は得意じゃないです。
去年山小屋でごはんの量について喧嘩して
それが理由で壁に描いたごはんの絵はなんか好評で
その小屋を解体する時にその絵だけチェンソーで
切り抜いてたくらいには気に入ってくれていました。
創る、、創る人になりたいなってここ数年思ってたけどなんとなくこれっていうものもないし、そこまで情熱を向けられる性格じゃない気もしてるんだよね。
なんとなく楽しい空間を創りたいなとは思うし、
きっと なにか を決めつけて取りかかるってより
なんとなく 形になっていくんじゃないかって思ってるけど。
けど、たぶん私そういうの一人じゃ出来ない気がする。
だれかとわーわー言いながらじゃないと出来ない。
今までは全部一人で決めて、一人でやってきた。
それで、一人には限界があるって気付いてきた。
誰かとつくる想像はきっと私だけの想像を越えていくし
誰かと一緒なら創造出来るかもしれない。
“次のステージに進んでる ってことだよ”
話しているうちに心の中に出てきた言葉が
スマホを通して聞こえてきた。
“電撃婚もできるよ。来年には結婚してるかも！”
それはちょっと早い気もするし、早くない気もする。
一度一瞬しか会った事がないのに、
本当に私の性格をよく理解してくれていて
話してるとぐちゃぐちゃだった自分の心が整理されていく。
今まで占いって当たる当たらないってより、(もちろん当たった方がいいけど)その時間、自分だけに向き合ってもらえるっていう所に価値があるんじゃないかなって思ってた。
けど、私の事わかってくれてるって思えるだけで
とても価値がある時間だったし、すっきりした。
“そうそう、大丈夫！強気に前向きに！”
でもさ、冷静に考えたら
夏ってことは山にいたら出会えないから
出会いやすい場所にいた方がいいってこと!?
でも例え理想の相手に必ず出会えるから
今年は山に行ってはいけません
って言われても絶対行くもんね、私。
“大丈夫だよー！強気にいこ!!”
って聞こえる気がした。
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