2月9日 沖縄島暮らし【十六日祭(お墓参り)に参加してみた】
今日2020年2月9日は旧暦の1月16日にあたります。
※旧暦は毎年変わるので注意
この旧暦1月16日は 十六日祭 と呼ばれるとても大切な日。
【グソー(あの世)の正月】だから!!!
島中みーーーんな休み!
(私の仕事休みも今日の為に後ろ倒しになった。)
この十六日祭は沖縄、特に離島で盛んなよう。
島民みんな、お墓に集まってます。
テレビでたまにやってますよね!?
本当にあんな感じ。
レジャーシート広げて
重箱出して、お酒飲んで。
今日は風が強くて寒かったので
お墓に風避けのシートまで付けてるお家もありました。
私がお世話になっているおじいは一人なので
おじいと私とこじんまりと。
まずは、お墓の掃除。
枯れ草を抜きます。
その間、おじいは墓前に御座をひいて、ご飯を並べます。
お菓子と、料理の入った重箱、果物、酒、お茶、お餅。
この日の為に注文しておいて
今日の朝の船便で届いたそう。
二人で手を合わせて、団欒しました。
昔は埋葬だったんだよ。
おじいが教えてくれました。
埋葬した8年後にもう一度お墓から出して骨を綺麗にするそう。骨がひとつないって大騒ぎしたこともあったとか。その後服に引っ掛いるのが発見され一件落着。
そんな話をしていると、島に住む従兄弟もやってきた。
近頃は寒いとか、
あっちの墓は行ったかとか
そんな話し。
私の親戚の会話と変わりません。
おじいは寒いそうなので長居はせず
少しみかんやお菓子をつまんで片付けます。
お墓の左の方に穴が空いているの分かりますか?
これ。
これね、ちゃんと使い方があったんです。
私はお花を備えるやつかなー?
なんて思ってたけど。
お供えしたお酒やお茶を入れるところだった。
その為に開けてあるんだよ。
って教えてくれた。
すごい。
そんなとこまで考えてお墓作ってあるんだね。
設計もmmじゃなくて寸なんだって。
片付けを済ませて次のお墓へ。
こちらは線香を供えるだけ。
ここに来る途中に気になるものがありました。
なんだろう?
おじいに聞くと
昔のお墓だよ って。
昔のお墓は石を積んで作ったんだって。
てっぺんに大きな珊瑚をのせて。
今はコンクリートだけど、
昔はみんなあれだったそう。
ちなみに、この文化はもともと中国のものだそう。
近いですもんね、中国。
おじいは
「もえは日本人」という。
「じゃあおじいは?」ときくと
「琉球人っ!」とこたえる。
お金も昔はドルで今は円になったらしい。
中国、アメリカ、日本
ここにはいろいろな文化が詰まっている。
ほんと面白い場所だなあ。
沖縄の文化に触れる一日でした。
以上!