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どくだみチンキづくりに初挑戦

ヨコハマハンドメイドマルシェへの初出店が無事終わってようやく一息。

5月に仕込んでいた "どくだみチンキ" をようやく後処理する余裕ができました。

今回は、初めてどくだみのチンキを作ったので、その過程も少しご紹介したいと思います^^




1)はじめに

<チンキとは?>

ハーブに携わるようになるとよく目にするようになる「チンキ」ですが、普通の生活を送っているとあまり聞き慣れない言葉かもしれません。

実際私もハーブに興味を持つまではチンキと聞いても「え?ヨードチンキ??」と思うくらいにしか知識がありませんでした笑

チンキ:生薬やハーブをエタノール(+水)に漬けて成分を抽出した液のこと。

家庭では、純粋なエタノールの代わりにアルコール度数が高めのお酒を使って作られることが多いです。


<どくだみチンキの用途は?>

化粧水虫刺されの薬虫よけスプレーの原料として使えます。
どくだみ自体、生薬としての効能が高く、「十薬」という名で用いられるようです。
乾燥させたものはよくお茶として飲まれますよね🍵私はこのお茶が好きです!


さて、前置きはこのくらいにして、実際に作ってみた様子をご紹介したいと思います!!


2)どくだみを摘み取る

去年、雑草としてその辺に生えていたどくだみを夫が掘り起こしてプランターに移植してくれたものが、今年の春ようやく収穫できる状態になりました(写真は撮り忘れたのでナシ😓)。

どくだみには上述したとおりいろいろな効果があるようなので、本当はチンキ以外にもお茶にしたりしてみたかったのですが、何せ100円ショップで買った一番大きなサイズのプランターで育てたので、大した量にはならず・・・💦

それでもプランターいっぱいに育ってくれたどくだみちゃんに感謝しつつ、今後も支障なく育ってくれそうな量は残して摘み取りました。

改めてこうやって見ると、葉っぱもお花(白い部分は花弁ではないようですが・・・)も本当にかわいい!!いつか自分の作品のモチーフにしたいです🥰


3)どくだみを干す

本当はお花とそれ以外とで分けてチンキを作りたかったのですが、そんなにたくさん収穫できなかったので、今回は全草チンキとします。

調べてみると、生(フレッシュ)の状態でチンキを作る方もドライにしてから作る方もいらっしゃったので、今回は間をとって(笑)セミドライで挑戦することに。

虫やゴミを取り除くためにしばらく水につけたものをキッチンペーパーで水分を軽く除去して、最近買ったばかりの干し網に並べます!
狭い我が家、置き場に選択肢はないのでお庭の片隅(半日蔭)のコンテナの上へ。


4)茎を除いて瓶に詰める

そのまま約1日放置して軽く乾燥させた後、茎は除いて葉っぱとお花だけを瓶(煮沸済み)に詰めました。
この時、満タンにならないくらいの量(8分目くらいが目安)を詰めると良いようです。
今回は全部詰めても7分目くらいだったので丁度良いかな?

※ ちなみに茎は、さらに乾燥させてハーブバスに使用しました

葉っぱの色味やお花の感じがとてもきれいで、これだけでも見てて嬉しくなります🎵


5)アルコールを入れる

ここにウォッカを入れて、蓋をします。
量は、瓶の容量の9.5分目くらい?
満タンにしてしまうと、瓶の中身を振って混ぜたいときに混ざらないのでご注意を。

昨年ローズゼラニウムでチンキを作った時には、98°のウォッカを使ったのですが、今回は大容量で手に入れることができる50°のウォッカを使用しました。

アルコール度数が違うことで、抽出される成分も違うと思いますが、どくだみの場合どちらの方が良いかは不明です。。。


6)1か月半放置

本当は1か月くらいで良いようなのですが、出店のバタバタで心の余裕がなく、結果的に1か月半このまま放置することに。。

放置している間は、数日に1度、瓶を振って中身を混ぜるようにしました。

さて、1か月半経った様子がこちら↓

思ったより色が濃くなく、「お茶」のようなほんのりした茶色になりました。
(去年のローズゼラニウムの時は真っ黒の液がとれた)


7)ろ過する

チンキ液を保管する容器には、昨年のローズゼラニウムの時に使った容器を洗浄&アルコール消毒後、再利用しました。
チンキの色が一部落ち切っていませんけれども・・・😅

本当はガラス瓶の方がよいと思って探し中なのですが、なかなか希望のものに巡り合えず・・・。
こちらの容器は、100円で購入できる上にキャップ式でとても使いやすいので再び使用しました。

材質的にも、アルコール耐性あるだろうとの判断です。
ご自身でプラスチック容器を使われる際はその辺りは十分ご確認の上、ご使用になって下さいね。

この容器に、漏斗+キッチンペーパーで簡易的なろ過装置を作ってのせました。


ここに瓶の中身をあけました↓


最後、瓶に残ったどくだみも全部取り出して、そのままキッチンペーパーに包んで軽く搾り取りました↓


どくだみチンキ、完成です✨


搾りカスは再度乾燥させて、夫の野菜作りの肥料として役立ててもらいたいと思います!


8)おわりに

今回初めてどくだみのチンキをつくってみました。
どくだみは臭いがキツイということですが、我が家のどくだみは摘んだ時点でもそこまでにおわず(育て方が悪かった?)、効能がどれくらいあるかドキドキですが、さっそくこのチンキを使って人間用の虫よけスプレーと、植物用の虫よけスプレーを作ってみました🎵

こちらについてはまた機会あればご紹介したいと思います!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました🐣


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