手作り石鹸 体験記
自分で石鹸(コールドプロセス)を作るようになって1年が経過しました!
材料の配合をいろいろ試行錯誤して、まずは1種、コレはすごく良い!!というレシピを発見したので、近いうちに販売もできればいいなと考えている今日この頃。
けれどその前に、自分が石鹸を作るようになった経緯や、実際に使ってみての感触などを少しご紹介したいと思います🎵
<石鹸を作ろうと思ったワケ>
① 旅先である女性に出逢って
学生時代、アルバイトをしたお金を使って北海道をいろいろ旅しました。
その中で、美瑛のユースホステルであるお姉さん(推定30歳前後)と相部屋になった時のこと。
どんな話の流れだったのかはサッパリ覚えていませんが、そのお姉さんはオリーブオイルだけを使って自分で石鹸を作っている、と話してくれました。
そしてそのお姉さんは、身体や顔だけでなく髪の毛もその石鹸だけで洗っているとのこと。え👀?固形石鹸で髪の毛って洗えるの??
でも黒くて綺麗な長い髪の持ち主のそのお姉さんが言うのなら、きっとその石鹸は良いものに違いない!
いつか自分も作ってみよう、そう心に決めたのでした。
② 敏感肌になって
小さい頃はそんなに敏感肌と思ったことはなかったのですが、20代半ば頃からだんだんといろいろなものが肌に合わなくなって来てしまいました💦
シャンプー、リンス、洗顔フォーム、化粧水・・・とにかく「無添加」と書かれているものを片っ端から試して、完治はしないまでもそこまで酷くならないものを使って何とかやり過ごす日々。
化粧品にお金を費やしたくないタチではあるものの、顔がかゆかったり赤くなったりするのはさすがに社会人としてやっていく上で困ることもあったので、仕方なく1個2000円近くする洗顔石鹸(オリーブ100%のコールドプロセス石鹸)と、同シリーズの自然派化粧水etc.を購入し、ファンデーションはつけないようにして顔面だけは死守することに。
先にお話しした「石鹸を自分で作る」という選択肢も頭にはあったのですが、仕事に忙殺される毎日でそのようなものに手を出す余裕はまったくなく・・・仕方な~くお金で解決💰
③ 無職になって
上記のとおり、働いている間は何とかお金で解決(100%良くはならなかったけど…)してきた「肌荒れ問題」でしたが、3年前に退職し、専門学校入学⇒現在フリーで作家活動中、という身の上になって、とにかくお金がない!!という状態に。。。
削れるところは削らねばという中で、1個2000円の石鹸や、お高い基礎化粧品を買うのをまず断念。
では代替手段は・・・?となった時、「よし、今こそ自分で石鹸を作る時だ!!!」とついに重い腰を上げたわけです。
① のお姉さんとの出会いから、実に18年もの歳月が経っておりました(笑)
<手作り石鹸(コールドプロセス)に替えてみて良かったこと>
① 肌荒れが完治した
これまで、お高い石鹸+基礎化粧品でも100%良くならなかった肌荒れが、手作りのコールドプロセス石鹸に替えてからすっかり良くなりました。
具体的には
・ かゆくなることがなくなった
・ 洗顔後に顔がつっぱらなくなった
・ ブツブツができなくなった
・ 毛穴の汚れもきれいになりやすくなった
先の「お高い石鹸」も100%オリーブオイルで作られたコールドプロセス石鹸なのに不思議に思われると思いまですが、自分でいろいろオイルの配合を変えて作ってみると、オリーブ100%では私の肌には足りなかったことが分かりました💡
② 使う石鹸類・基礎化粧品の数が激減した
これは言葉で説明するとイメージしづらいかなと思ったので、簡単に図にしてみました。
まずは、お風呂場においてある石鹸類 ↓↓↓
いわゆる「頭のてっぺんからつま先まで」石鹸1つで洗うようになったので、お風呂場に置いてある石鹸類がたった2個の固形石鹸になりました!
夫はカミソリ負けが酷く、これまた少しお高いシェービングクリームを使っていたのですが、それもやめて手作り石鹸で髭剃りをするようになったところ、驚くほど肌がきれいになりました✨
私の方も、これまでの石鹸では洗浄力がそこまでなく、どうしても毛穴の汚れが気になるという理由でオイルクレンジングをやめられなかったのですが、自分で作った石鹸は汚れが落ちやすいので、サヨナラすることができました。
ウォータープルーフの日焼け止めを塗った時など、何となく落ちが気になる時は2度洗うことで対応してます。
洗髪に関しては、また後日違う記事で詳細をお話できればと考えておりますので、ぜひそちらもよろしくお願いいたします!
続いて、洗面所のBefore/After をご紹介↓↓↓
今までは手洗い用と洗顔用で分けていた石鹸を一本化でき、さらには洗顔後につっぱる等のトラブルがなくなった&石鹸や化粧水の成分で栄養補給できるため、美容液やクリームといったプラスアルファでつけていたものが不要になりました。
化粧水も手作りするようになり、こちらはハーブティーに適当量のグリセリンを混ぜるだけといった至ってズボラなもの。
(オイルはこれまでどおり、オーガニックのホホバオイルです。)
これだけ物が減ると、在庫管理がとにかく楽ちん!!
これまでは、それぞれの物ごとに安売りしているとまとめて買ったり・・・と在庫管理に頭とエネルギーを使っていましたが、今はとにかく月に1度石鹸を作りさえすればいいので、本当~に気楽です🎶
③ 掃除が楽になった
これは、②で書いたようにお風呂場や洗面所に置く物の数が減ったため掃除しやすくなった、ということもありますが、もう一つ。
お風呂場の床が汚れにくくなった!
・・・これには本当にびっくりしました。
なぜなら、良く「石鹸ライフ」を紹介する文章の中では「石鹸カスは水道の成分と反応して水に溶けにくい物質に変わる(ため、合成洗剤を使用した場合よりも掃除が大変)」と書かれているからです。
また実際、夫はこれまで顔と身体を洗うために市販の固形石鹸を使っており、その時は排水溝にすぐカスがたまったり、床の黒ずみができやすかったりしていました。
そんな訳で、今までよりも掃除が大変になることは覚悟の上で石鹸を使い始めたのに・・・逆の結果になって拍子抜けしてしまいました!
おそらく、石鹸カスが上記のような反応をするということは我が家でも起こっていると思うのですが、それ以上に、変にベトつく成分(保湿成分とか?)がなくなったのではないかと考えております。
④ お財布にやさしい
この点はまだきちんと精査していないのですが、手作り石鹸は月に1度作って、それを夫と2人で使ってひと月で消費しきるかどうかという所なので、ひと月にかかる費用はざっくり1500円~2000円程度でしょうか。
私はオーガニックのオイルにこだわって作るためこのようなお値段になりますが、安いオイルを使えばもっともっと少額で済むと思います。
この金額が高いか安いかは、普段どのようなものをどのくらいお使いになっているかで全く異なる感想になると思いますが、我が家の感覚で言えばシャンプーやら何やらを一通り揃えていた時よりは安くなったのではと思います。
以上、石鹸を作るようになった経緯と、実際使ってみての感触をざっとご紹介いたしました!
手作り石鹸での洗髪についてはまた別の機会に記事にできればと考えておりますので、その際はぜひまたお読みいただければ幸いです🌸
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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