なんてことない毎日が一番しあわせ
このタイトルと写真を保存したまま、文章は書かずにもうすぐ一年が経つのだけれど、今も同じ気持ちだ。
今、世間は”ころな”で大騒ぎ。
カタカナは見飽きたのでひらがなで書く。
今日はお店が大忙しだった。
ありがたいことだなぁ。
いな暮らしがお店を構えて7年目になる。
急に学校や幼稚園がお休みになって、あちこちの遊園地や公共施設もお休みになって、みんなの行き場が少し減ったのかもしれない。
けれど、街に目を向けると公園はこどもでにぎわっていて、お店にも人は変わらず来てくれている。
不要不急の外出は控えよなんて言われても、家の中にこもってばかりじゃ息がつまる。空気の循環は必要。
春だし、気持ちのいい季節だし。
だれかと会って話したり、音楽聞いてからだを揺らしたり、おいしいものを食べに出かけたり、したいよね。
明日はコーヒー豆買いに行くんだ。
ドーナツ屋さんにも寄れたらいいな。
新しいピーラーも買って、ついでにマスカラも買えるかな。
そうそう、いつかやってみようと思っていた前髪カットにもチャレンジしたいから、ヘアカット用のはさみも探してみよう。
今日家に帰ってきたら、天井からぽつぽつと水が漏れていた。
上の階のおばあちゃまに水漏れなどしていないか聞きに行ってみたけど、いつもと変わらないですよーという感じ。
でもこういうときでないとなかなか顔を合わせないものだから、お顔がわかってよかったな。車椅子に乗っているみたいだ。
仕方がないから業者さんに来てもらった。
業者さんが来る前に食べちゃお!と言いながら、昨日の鱈鍋を温めて、たまご雑炊にして食べた。
「柚子胡椒はほんの少しでもけっこう辛いね」
と言ったら
「コスパがいいんだよ」
と言っていた。
彼は柚子胡椒好きなのだ。
こんな夜にスミマセンと言ったら、
「お困りでしたか」と声をかけてくれた。
口調からしてわかる、やさしいひと。
結局おばあちゃまのお部屋のお風呂場の排水管あたりが原因だったらしく、明日の午前には修理してくれるらしい。ありがたい。
ほっと落ち着いて、作っておいた豆乳寒天に甘夏をのせたのをデザートに食べた。
向かい合ってパソコンぱちぱち。
時々水の落ちる音ぽつり。
足の上に足をのっけて温かさを感じる夜。
三寒四温とはよく名付けたものだなぁ。
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