わたしはわたしがいる場所で
明け方に目が覚めて
からだがかゆくて
どくだみエキスを塗る。
どくだみの花を摘みとって
焼酎に漬けたこれが
万能さんで助かっている。
眠る前に淹れて
すこし残っていたミルクティーと
クッキーをかじりながら
毛布にくるまって
Spectatorを読む。
眠れない夜に
最高の本を読めたら
大成功。
たいていスマホをいじって
だんだん空が明るくなっていくのを
半分後悔の気持ちで眺めて
再び布団に潜ることの方が多いから。
中野のウナカメについて
食、文化、音楽、アート
ごちゃ混ぜの融合
人と人とが交錯する拠点
行き当たりばったりのようで
奇跡みたいにたのしい瞬間が
次々と生まれる食堂
あぁわたし
こういうのが大好きだ
そして今いる
今わたしがいる場所:いな暮らしも
まさにそんな場になっているじゃないか
宝ものだな、
そう思った。
つづけてきたい。
大学の授業に行くのがしんどくて
助産師を目指して入ったはずの
看護学類でもやもや続き
本当はわたし何がしたいんだろう?
毎日考えながら
芸術とか国際とか
他の分野を学ぶ友だちとよく一緒にいて
学校の外に飛び出して
美容室poco.a.pocoに入り浸り
千年一日珈琲焙煎所にあこがれ
ベッカライのパンを公園でかじり
PEOPLEで古本を読み漁り
(ここでSpectatorと出会う。わたしの人生の教科書だ!と思う、今も。)
ほかにもいろいろ。
つくばの街で出会った人たちが
敷かれたレールに乗っからない
教科書になんて載ってない
心がわくわくっと疼くような生き方を
見せてくれていたと思う。
今年が終わっちゃう前に
また会いに行こう。
あーまた瞼が重たくなってきた。
ひと眠りしてお店へ行こう。
今朝の空はブルーグレイ。
隣のひとはすやすや。