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お菓子と本とフットサル

いい天気の日。

外ではフットサルの練習試合で盛り上がっている。

ゴールの縁の白が綺麗。

わたしはカフェの中から窓越しに眺めつつ、オーダーしたほっっとコーヒーを片手に本を選らんでいる。

なかなかいいチョイスの古本ばかり。

絵本と雑誌を1冊ずつレジに持って行くと、ガラス越しにおいしそうなお菓子を発見。

黄金色の細長いチュロスのようなパイ生地が輪になっていて、アーモンドスライスとお砂糖がまぶしてある。

「カッチオルチーノ」という名前のお菓子らしい。

イタリアのお菓子かな、初めて聞いた名前だな。

見るからにおいしそうだし、きっとコーヒーによく合う。

ひとつ注文してみた。

古本とコーヒー、ちょっとしたお菓子を販売しているスタンドはガラス窓が大きくて光がたっぷり入る。

キャップが似合う若いお兄ちゃんたちが営むお店。

フットサルの試合の合間にみんなが立ち寄っていい雰囲気。

また来たいな。


夢のはなし。


夢から覚めて、食べ損なったお菓子が気になり調べてみる。
カッチオルチーノは実在しないお菓子だった。

ふむ。

それならいっそ、自分で作ってみようかな。

だって食べてみたいもん。


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