自己肯定感が低い日に、いい気分になれるNetflix番組「クィア・アイ」
大人だって「ほめられたい」!
THEゆとり世代として、のびのびスクスク過ごしていた私は、子ども時代からマイペースで、たいして怒られることもなく(怒られていると気がついていない説が濃厚)自由に生きています。
幼少期は引っ込み思案な性格だったものの「転校生」という自分で自分をPRしていかないと生きていけない特殊環境を経て、「私だったらイケる!」という根拠のない自信を得たまま大人になり、困難にぶつかっても楽観的に乗り越える日々なのですが。
どうも「自分に対して自信がない」「劣等感を抱いている」とポツポツつぶやく友人が増えているような気が…。むしろ私自身も…。
思えば、子ども時代は自分の足で歩いただけで、小学校に入学しただけで、休日朝早く部活に行くだけで、周囲の大人から褒められていた。定期的に褒められるイベントが定期的にあったはずです。
しかし大人になると。毎朝満員電車で通勤しても、毎日頑張って働いても、彼氏分の洗濯物を洗っても…褒められない。「ありがとう、おめでとう」を言われる機会は、幼少期に比べてグッと減っている。
もし大人になっても「あなたは素敵よ!」と褒めてくれる人が身近にいれば、もっと自信を持てるのではないかと思うのです。
褒めの救世主「クィア・アイ」
最近Netflixの「クィア・アイ」というリアリティ番組にハマっています!ファッション・美容・インテリア・カルチャー・料理の専門知識を持つ同性愛者イケメン5人組「ファブ5」が依頼人の(イケてない)男性を外見も中身も変身させていくというリアリティ番組。
最初は「面白いって聞いたから」くらいのテンションで見始めたのですが、これが毎回涙が出かけるくらい心を揺さぶられる番組。単に髪型や洋服を1日だけチェンジするのではなく、依頼人がこれまでどんな人生を歩んできたのか、何を大切に過ごしているのかをチェンジ最中に自然と引き出し、依頼人が本来持つ素晴らしい部分をより活かせるようなサポートをしているのです。
例えば、ヒゲも髪もモジャモジャ・ボロボロのTシャツを着ていることに何も思わない男性に対しても「こんな姿で恥ずかしくない!?」「こんな靴を履いて暮らすなんて、人生をあきらめた人がすることよ!」なんて厳しい言葉をかけながらも、二言目には「本来はこんなにかわいらしい目元なんだから、綺麗にしてあげなきゃもったいない!」「素敵な心を持っているんだから」と依頼人の在りのままの姿を受容している。
国民性もあるのかもしれませんが、私は「いいね」と心の中でつぶやいたとしても、本人に全力で伝えることをあまりしていませんでした。しかし彼らは小さな変化に対しても全身で喜びを表現しているのです!全肯定されていくことによって、依頼人は同一人物と思えないほど素敵な男性に変身していきます。
「GOODだね!!」を伝えていく
クィア・アイの文化でもある「気持ちいいくらい尊敬・全肯定」しあっている姿を見ていると、他者を受容し好意を伝え合えば、私たちの日々の悩みはちっぽけに感じるはずです。
しかも彼らは全く力まず「お腹すいた」レベル、ごく自然に「小さな素敵なこと」を伝えています。
大人になると褒められることが少ないことは仕方ないし、待っていても誰も褒めてくれません。だから、まずは私が、家族・友人の「小さな素敵=GOOD」を見つけ本人に伝えることを始めようと思います!
「GOODだね」を伝えると、不思議と自分の心まで良い状態になるの!そういえば友人から早めの暑中見舞いが届いていたから、今年はちゃんとお返事しようかな。
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