剃毛
術前の処置で剃毛(ていもう)があります。
循環器病棟で勤務していた時は、心臓カテーテルの検査や治療がある時は、足の鼠経部からカテーテルを挿入するので、治療する場所は剃毛の処置が必要でした。
患者さんには、治療前の外来で医師から剃毛の説明があるのですが、おへその下から、陰部、膝上までの広範囲を剃毛してもらうので、当然ながら抵抗感のある患者さんも多くいらっしゃいました。
けれど、剃毛を行わないと検査や治療の時に治療する場所が見えづらくなるり、治療に支障が出ること、治療後に止血のための強力なテープで固定すること、その強力なテープをはがす時に毛があると痛いことなど、剃毛する意味をしっかりと伝えて患者さんに剃毛してもらっていました。
また、輸液(点滴)の針を固定する時に針が抜けないようにドレッシング剤(透明のフィルムのようなシール)を貼付します。
その際も、ドレッシング材が剥がれてしまうと、針が抜けてしまったり、出血や感染のリスクがあるので、しっかり貼れるように、毛の濃い患者さんには点滴の針を刺すところとその周辺を一部剃毛させてもらうこともありました。
この剃毛することを英語で説明すると…
I will shave on your 〇〇. 私は〇〇の剃毛をします。
この〇〇のところに剃毛する部位を入れます。
陰部であれば → I will shave on your pubic area.
腕であれば → I will shave on your arm.
どうですか?
剃毛する部分さえわかれば簡単ですね!
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