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東京大学、第10志望に行くことになった進振りから約一年、僕の現在地。

今日、僕は一日中寝ていた。進振りから一年も経つと家に引き篭もるようになる。ああ、それは進振り以前から変わらないか。

だけど、今日の引きこもりはいつもとはちょっと違った。今日の引きこもりは、「安静にしていた」と言ってもいい。

実は僕は今腰を痛めていて湿布を貼っている。僕は生まれつき腰が弱いからしょうがない。潜在性の二分脊椎という病気?だ。小学生の時に医者に「スポーツは腰に負担がかかるからやめなさい」と言われたのにずっとやってたから多分僕が悪い。将来は腰を悪くすることがほぼ確定している。おーまい。

まあ進振りから一年も経てば生まれつき腰も弱くなるよね。


そんなこんなで今日ずっと寝てたらなんか通知がめっちゃ来た。

どうやらツイッターで僕の記事を紹介してくれた人がいたみたいで、おそらくそれがきっかけで、たくさんの人が読んでくれたみたいだった。

この記事。

僕が最後にダッシュボードを見た時は100くらいのスキだったと思ってるんだけど、今日見たらなんかすごい増えてた。noteの右上の通知が50個くらい溜まってたし、フォロワーが急に40人くらい増えて200人になった。

なにこれ

ありがとうございます。

まあ進振りから一年も経てば急に記事が伸びることもあるよね。


さて、進振りから一年、僕になにがあったのかまとめよう。

9月 進振り
10月 新しい学科で仲のいい友達ができ、新しいサークルにも入った
11月 双極性障害と診断される(いわゆる躁鬱)
12月 ちょっと元気
1月 鬱 パソコンを壊した
2月 初めて単位を10個くらい落とした
3月 眠れないのが苦しすぎて夜がトラウマになった
4月 元気 引っ越したし気持ち切り替えて勉強も生活も頑張るぞ
5月 元気 ダイエットも頑張ってる
6月 鬱っぽいけど頑張ってた。作曲始めたり。
7月 鬱 だいぶ鬱 頑張ろうとはしてた
8月 意外と6単位しか落としてなかった

はい。

端的に言えば躁鬱が苦しい。苦しさにも波があるけど、しんどい時はなにもできなくなる。頭に靄がかかったみたいになって何か考えようとしても思考がうまくまとまらずにふわっと解けていっちゃうことがある。そういう時に出たレポートはなにもできない。そのせいで単位落とした。

まあ進振りから一年も経てばうつ病になることもあるよね。


僕が双極性障害と診断されたのは別に進振りがきっかけというわけではないことをここに書いておきたい。あれのせいで心を病んだわけではない。

僕は多分高三の受験期に学校に行けなくなった時からそうだったんだと思う。あの時は初めお腹が痛くて総合病院の消化器科みたいなところに行って原因不明って言われたけど、結局自律神経失調症と言われた。確かに自律神経はおかしくて、立ち上がっただけで脈が急上昇する体になっていた。

だけど多分あの時から鬱っぽかったんだと思うんだよな。多分。

まあ進振りから一年も経てば自分でそういうこともわかるようになる。


今の気持ちとしては、大学の勉強に希望を持たなくなったって感じ。今の僕にはこの勉強に熱を注ぐことはできない。一年でそれがわかった。

第10志望の学科に決まった当初は授業を受けてもただ単につまんないなって思ってた。つまんない。それでもこの春くらい、元気になってきた頃に希望を持って勉強しようと思った。だけど、やっぱり無理だった。それは、「やっぱりつまんない」って意味もあるし、「体が元気にならないと無理」って意味でもある。

とにかく今は無理。熱は注げない。

それでも別に現状を打破したいとも思わない。

このままとりあえず卒業する。院も行く。それは別に勉強したいからじゃない。自分の体と親の年齢とかお金のことを考えた結果だ。休学したいと思う時もあるけど、なるべくしない。


姉を見ているとすごく思う。

一度レールから外れてしまったら戻るのは大変なんだなって。

僕の3つ上の姉はまだ大学生だ。僕より酷い鬱病と持病で休学しまくって放校寸前になっている。同期の友達はみんな卒業してしまったけどこの春からなんとかまた大学に行き出した。

姉は教師になりたがっていたけど、母は親戚のもとでゆっくり働くことを勧めている。少しずつ弱い人にも優しい社会になっていってると思うけど、それでも一度「弱い人」だとみなされると「弱い人用の道」に入ってしまう。それは弱い人にとってはとても優しい道かもしれないけど、一度将来を夢見てしまった人にとっては苦しい道でしかない。姉はきっとその苦しみの想像がつくからまた大学に行き出したんだと思う。お願いだからなんとかなってほしい。


健康な人たちの幸せそうな日常はすごく近くにあるように見えて、朝起きる度にとても分厚いガラスの向こうにあるのだと気づく。一番どうにもならない自分の体を抱えて布団にこもって日常を夢見る。


そういう自分が簡単に想像つくから、それが怖くて怖くて仕方ないから、僕は必死で周りと同じような道を歩きたいと思う。

これが、進振りから一年経った今の僕の結論だ。


やりたいことだけでは生きていけない。

それはこの世界が悪いわけでもないし、僕が悪いわけでもない。もちろん姉も悪くない。あんまり悲観的にならないようにしている。

こういうことを考える度に涙が出てしまうけど、それでも希望を持って生きていたい。別に「泣いた分だけ強くなる」とかないよ。泣いても泣かなくても変わんない。でも泣く。それでもいいんだと信じる。

結構頑張って東大まで来たんだけどな。


最近姉からLINEが来て、どうやら元気そうなのがとても嬉しい。

僕も頑張るよ。

それでは。

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