![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130902589/rectangle_large_type_2_fc86c46c500e8d416dd32ace079c7ce5.png?width=1200)
マチアプフィードバック【9】
今回、マチアプで知り合った Ayaさんという女性と2回目のデートをした。
それまでの間、Ayaさんと LINEでやり取りを続けてきた。電話をすることはもちろん、毎日の挨拶なども欠かさずしてきた。Ayaさんとコミュニケーションを重ねて、いくつか分かったこともある。
・神奈川に住んでいる妹がいること
・その妹は結婚してて子どもがいること
・何十年も買い替えていない自転車に乗り続けていること
そしてちょうどその時期は僕の誕生日だったので、そのことを Ayaさんに伝えると、Ayaさんは何かサプライズ企画をしてくれるとのことだった。
上級国民ディナーをご馳走してもらった
Ayaさんが予約を入れた店は、いかにも上級国民だけが入店を許されるという感じの高級レストランだった。当然ながらめちゃくちゃ緊張した。
席に着く際、Ayaさんの鞄を持ってあげるなど、男としてエスコートは欠かさなかった。
コース料理が振る舞われるとのことで、わくわくしながら待っていた。するとまずは前菜が出てきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1707701957483-DgVkdd0JSl.jpg?width=1200)
前菜に豆が入っていたようだが、僕は我慢して食べたにも関わらず、Ayaさんは堂々と残していた。少しげんなりした。
![](https://assets.st-note.com/img/1707701967103-OEU0kx9D45.jpg?width=1200)
前菜の次はパンだったが、サクサク感がなかったので微妙だった。
僕は Ayaさんとコース料理を堪能しながら、Ayaさんの話にひたすら相槌を打って共感する役をこなしていった。
Ayaさんも僕と同じく、耳から入ってきた情報を頭の中で上手く整理してアウトプットすることが苦手であることが分かった。それが原因で人とコミュニケーションを取るのが苦手で、仕事にも支障が出ているようだった。
Ayaさんの話に適当に共感しつつ僕は
「肩の力を抜いて、Ayaさんのできる範囲のことをすればいい」
と受け売り感満載なアドバイスを送っておいた。
![](https://assets.st-note.com/img/1707834225256-IZvo2gfggZ.jpg?width=1200)
Ayaさんと話していたところ、カラスミのパスタが出てきた。めちゃくちゃ美味しかったが、見かけに反して意外と量があった。
![](https://assets.st-note.com/img/1707701981931-BtPcy8ZboO.jpg?width=1200)
メインディッシュその一。そもそもエビはエビフライとしてしか食べる機会がないのと、可食部がよく分からないからあまり食べたいとは思っていない。
![](https://assets.st-note.com/img/1707701989431-6tsI1TBC9O.jpg?width=1200)
メインディッシュその二。部位はヒレだろうかシャトーブリアンだろうか。これも肉感が良くて美味しかった。相変わらず Ayaさんは豆類を残していた。
![](https://assets.st-note.com/img/1707702007943-EXKVfC1j9q.jpg?width=1200)
メインディッシュその三。これが真のメインディッシュと言っても過言ではない。
![](https://assets.st-note.com/img/1707779825938-88My7mmyw4.jpg?width=1200)
ちなみに今回のコース料理の値段は1万円だった。僕と Ayaさんとで合計2万円だったが、なんと全額 Ayaさんが負担してくれた。
会ったばかりなのにここまでしてくれる Ayaさんにとても感動した。彼女は僕に好意があるに違いない。そう確信した。
人生初の…!?
上級国民ディナーを嗜んだ後、僕は Ayaさんと雑談しながら、最寄り駅の方まで歩いて行った。途中でどこか適当な場所に座った。周囲は人気がなく薄暗かった。
そこで引き続き Ayaさんの話にひたすら相槌を打っては共感するというルーティンをこなした。それから次のデートの予定日も決まった。カラオケを打診したところ、カラオケに行くと決まり、僕のテンションはうなぎ登りだった。
これから帰ろうという間際、僕は Ayaさんにこう切り出した。
「僕の提案なんですけど、付き合いません?」
なんとこれが僕の人生初の告白である(笑)
Ayaさんが僕にしてくれたことや、ちょうどそのとき周りに人がいなかったこと、夜遅くであるにも関わらずなかなか帰ろうとしない Ayaさんなど、またとない絶好のチャンスだと思い、行動に踏み切った。
Ayaさんからの答えは「了承」とのことだった。さらに Ayaさんの手を繋ぐことにも成功した(そのとき思わず勃起してしまった)。
こうして、人生初の彼女がここに爆誕したのであった。
と思っていたが…
翌日になって、Ayaさんに LINEで送ったメッセージが既読にならないことを疑問に思っていた矢先、なんと LINEをブロックされていたことに気づいた。僕はとてもショックを受けた。
Ayaさんとのデートで何かやらかしたのか。僕なりに思い当たる節がないか考えてみた。
①Ayaさんが僕のために企画してくれたサプライズとはいえ、Ayaさんに全額負担させたこと
②3回目のデートでカラオケを打診したこと
③意図的ではないにせよ、人気のいないところで告白したり手を繋いだこと
④実際に Ayaさんと手を繋いだとき思わず勃起してしまい、それを Ayaさんに見られたこと
あたりが濃厚になってくる。
①に関しては正直ありえないだろうが、②③④のことを考慮すると可能性が出てくる。
もしかしたら割り勘にして欲しかったのかもしれない。それだったら予算までもサプライズにしてしまうのはまずいだろう。Ayaさんは計画力がなさ過ぎる。
そして②③④あたりの行動だが、Ayaさんにとって僕がぬいペニに映ったのかもしれない。だとしたら僕は最初から Ayaさんに男性として意識されてなかったということになる。
Ayaさんの粗
Ayaさんからは無事にお断りされたので、ぶっちゃけ彼女のことなど心底どうでもよくなった。彼女の粗でもいろいろ探っていこうと思う。
・人と会うにも関わらず、すっぴんだった(しかも大して可愛くない)
・アレルギーでないのに平気で食べ物を残した
・自分の話にはひたすら共感を求めるくせに、こちらの話には一切興味や関心を示さない
・家事がほとんどできない
・介護職というブラック労働をしていること ← 結婚した瞬間に仕事を辞めて専業主婦(ニート)になるのではという懸念点
おそらく Ayaさんが引き続きマチアプで他の男性に会ったとしても、きっと同じようなことが起こるだろう。仮に結婚して生活するという上で、Ayaさん自身に何も取り柄がないからだ。
彼女は結婚相談所でも利用した方が、(都合の)良い男性と出会える可能性が高い。
雑感
かたちだけで言えば、「告白」と「手を繋ぐ」という経験をすることができたが、あまり意味はないだろう。しかし1万円分の贅沢ができたのは良かったと思う。