【ネタバレあり】葬送のフリーレンがコンテンツとして人気でたいなら試験編はカットするか、オリジナル展開にしたほういい理由
2023年冬アニメとして開始した葬送のフリーレンは11/18日に配信された11話でアウラ編が終了し、ここから試験編に突入する。このアニメは現在、話題になるかならないか微妙なラインだが試験編は矛盾のオンパレードであり、まじめにコンテンツ人気出したいならカットするかオリジナル展開にしたほうがいい内容である。なので2クール目を視聴するなら、なろう矛盾ファンタジーものとして見るか、2クール目を見ない事をお勧めする。
まず、これから北部高原へ入るための資格である魔術協会1級試験は3年定期で行われる。
けれど、北部への通行は閉鎖されてるし実際に中央や南部から北部にある試験会場に渡ってきたと言ってる登場人物がいない事から(南部特徴の術を使う登場人物はいる)、作者の前提としても作中で封鎖措置は継続中だと考えられる。だとしたら中央や南部でも1級試験が開催されていることになるが、その試験内容や合否判定はどうしてるのか?可能性としては2つ、
①長距離通信手段が確立されてる
②支部か拠点毎に権限があるって
ということになる。
①の場合、国家から通行資格を委託されているにすぎない魔術師協会を介さず王城に直接フリーレンが連絡して通行許可を簡単にとれるため、長距離通信手段がある場合にはフリーレン一行が糞無能だという事になる。
②では魔術師を管理する団体が頻繁に変わることが示されているので、組織統合の結果、各支部がほぼ独立した状態ながら「魔術師協会」にまとめられていると考えると筋が通りそうではある。
ただしここでゼーリエの「1000年出禁」が足を引っ張る。
言うまでもないが、この大陸における首都は中央であり、北方は辺境である。
その辺境からゼーリエは少なくとも数年は出ていない。では、魔術師協会の管理はどうしているのか?という疑問も、ゼーリエが管理する組織が北方だけという事なら理屈は通るようには見える。
とすれば「1000年施設に立ち入り禁止」が一体何の意味があるのか?現実でいうと国連事務総長ウリナラニダーと言ってる韓国人が「小日本は国連施設に立ち入り禁止ニダー」と言ったところで、で?としか思わないだろう。
しかも1級の合否判定は最終的に「ゼーリエの気分」その正当性根拠は「なんとなく」である。意味深に見せたところで「なろうでよく出てくるイキリ無能じゃん」で肩透かし。これを残り12話かけてやって、(やるかはわからないが)2期までゼーリエ太郎とアウラをネタにして引っ張れるか?というと、かなり厳しいだろう。
制作会社が試験編にまだ着手しておらず、コンテンツとして続けたいならカットするかストーリーを変えるべきだ。