自分を知るために人を知る
二人きりになって話したくない人っていますよね。同じコミュニティに居るし、別に皆で遊んでるときは嫌じゃないけど、いざタイマンになると気がめいっちゃうような人。なんか嫌な奴だからといって縁を切るのは難しいし、そもそもそこまで嫌いじゃない。そんな人とどう関わっていけばいいのか。
そんな時はそのコミュニティの人たちが、その嫌な奴と、どうやってコミュニケーションしてるのかを観察してみるといい。周りの人間がその人をどう攻略しているかを分析する。そうすると自分には足りていない部分が見えてくる。
そもそも苦手な人ぐらい勝手に出てきちゃうものだ。ただ問題なのは皆は平気だけど、自分にはきついって人がいるからだと思う。みんな揃って困っちゃうようなタイプの人が現れたからと言って、人はそう簡単に悩んだりしない。実際問題みんなでいじめるか愚痴るかで攻略しようとするでしょ。そうじゃなくて自分だけがこいつ苦手かもって思えちゃうことが、今回のような「この人とどう関わっていけばいいのだろう」という悩みを作ってるように見える。
そしてその「自分だけが、、、」という疑いは大体正しい。だからこそ関わりづらい責任を自分も取らなくちゃいけない。これは倫理的な話じゃない。合理的に考えるためにも改善の余地を自分に持ってくるんだ。どちらかが人間的に正しくて、もしくは間違っていて、、、とか考えたって仕方ないんだよ。そんな証明は誰にもできないと諦める。その上でクールに関わり方を考えるんだ。
例えば皆は無意識的に使わない言葉遣いがあるかもしれない。逆に自分はその嫌な奴がめんどくさい人間化しちゃうような言葉を連発してるかもしれない。大体その答えは表面的な所にある。言ってる内容じゃないんだ。言い方や身振り手振り、言葉遣いだったりする。それを分析するためにも、とりあえず誰かの真似をしてみるといい。人の癖を真似することで、初めて自分の癖に気づくもんだ。
そうやって見よう見まねで真似できそうなところを探っていこう。そして原因が分かりうまくその人と関われるようになることで、本当に意味で嫌な奴も嫌な所だけじゃないんだなと理解できるようになるはずだ。