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仲がいい夫婦は2割と聞いたのですがなぜ最初は愛し合っていたのに不仲になるんでしょうか?

もはや一般常識だと思いますが、人のいわゆる愛というのは3年しか持ちません。

そもそも愛の定義から考えないといけませんが、相手に対してドキドキして、常に一緒にいたいという気持ちであり、いつも相手のことを考えているようなそんな状態です。これを便宜上、今は”恋愛型の愛”としておきましょう。

この状態は長くて3年で消えます。

次に、この3年の間に、愛の形を変化させる必要があります。それはドキドキはしません。そして、常に一緒にいたいとも思いません。でも、相手に対して忠実で、信頼を作る関係です。

どちらかというと家庭におけるパートナーです。現実的に必要な家族として、家庭を運営していくための実務の役割分担です。その時に、掃除が得意、料理が得意、綺麗好き、夜のスキンシップが得意、プレゼントをあげるのが好き。奥様の話の聞き上手など、奥様の好みを理解して、定期的に植物に水を与えるが如く、しっかりとした誠実な接し方ができると、奥様からの信頼を得て、この安定型の愛に移行できます。これができる人が2割でしょうね。

さて、このように何にも障害がなければ意外とできる人は多いかもしれませんが、そんな安定の愛には邪魔する要素があります。

一つは子供です。子供は夫婦の愛の証であり、最高の存在です。

しかし、奥様を恋人から母に変えます。母の関心ごとは子供です。あんなに自分のことを思ってくれた嫁様の恋人は息子に変わります。すると良くも悪くも奥様の関心は旦那ではなくなります。

さぁー、関心を持たれなくなった男たちに、次のの魔の手が忍び寄ります。それは本能です。

人間はより多くの子孫を残すように作られています。つまり、3年で愛がなくなるのはここに由来します。これはこの後に別のパートナーを見つけて、また子供を産むように作られているということです。

ここがこの話の肝です。

健康で遺伝的に男性ホルモンが強い人は、人としての本来の行動に出ます。つまり、浮気です。

奥様も女性ホルモンが安定していれば、母としての役割として子供に注力します。その間に夫は別パートナーを探します。

お互い正常であれば、本能に忠実な遺伝子を保有します。

さて、ここで話が終われば悲しい結婚となりますが、私たちはこの状態をまず受け入れることです。いやいや、おれは真美子ちゃんが大好きだから俺は浮気はしないとか言っている人は危ないです。むしろ、浮気をするかもしれないから、その時はそうならないように、このように対策しようと決めておくことです。つまり、戦略的に考えて夫婦生活を構築する必要があるのです。

例えば、月に一度は子供を預けてデートするとか。 毎週何曜日は夜のスキンシップを取るとか。家事の役割分担を徹底するとか。先回りして未然に問題を防ぎます。

愛があればなんでもできる。俺の愛は永遠とか言っている人は、仲良くない夫婦の方である8割になります。ちゃんと現状を把握した上で、しっかりと戦略的に行動できる人が2割でいられるというわけです。

まさに結婚とはすることよりもそれを維持することが10倍も難しいものです。自分の本能を理解して、理性と客観的な分析の下、管理できる人が2割になれるということですね。

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