「あの頃」へのタイムスリップ

現在、1月3日昼前。
終わりの始まりまであと12時間余り。
そう、でんぱ組.incエンディングである。

楽しみ半分 不安と寂しさ半分
辿り着きたいような、辿り着きたくないような
物語のクライマックスは見たい
でも物語を終えたくない

そんな複雑な気持ち。この割合や程度の違いはあれど、きっとみんな似たような心情なのだろうなと思います。前回のノートにも記したのですが、エンディングが発表されて以来、全力で駆け抜けて楽しみ尽くしてきた自信はあるし、実際に人生で一番と断言できるくらい楽しかったし、やり残したことや後悔は一切なくて。

それでもやっぱり怖い。想像がつかない。
エンディングを迎えることが。そしてエンディングを迎えた後の世界線が。

ただ、不思議と確信めいた気持ちが一つある。
1月6日以降もでんぱ組.incは常にみんなの中にいて、いつだって会えるはずだ、きっと大丈夫だと。

小学校、中学校、高校、大学、社会人。

それぞれの節目で出会いと別れ、何にも代えがたい大切な想い出があって。ずっとこの時間が続いて欲しいと思っていても、時の流れは無情でどうしても終わりは訪れてしまう。自分にとっての学生生活のピークは高校時代で、部活に全力を尽くし、一生モノの友達ができ、今でも鮮明に思い出せるくらい全ての瞬間が楽しかった。部活を引退したホイッスルの瞬間や卒業式。自分の人生でこの時間はもう二度と訪れないのだという事実に、あまりにも寂しすぎて泣いたことをよく覚えてる。あれは泣いたなぁ・・・。

高校を卒業してから早くも20年余り。
今でも年1回程度は仲間と集まる機会があって、集まった瞬間に始まること、それは「あの時のあれ、楽しかったよなー」のお決まり話。
もう何十回と話したであろう同じエピソード。でも毎回とれたて新鮮鮮度抜群で、何回も同じように笑い転げている。これ、想い出話と呼ぶにはちょっと違う感覚で。みんなで集まって、話している瞬間は「あの頃」にタイムスリップしてリアルタイムに同じ時間を追体験している、という表現がぴったり。

そう、楽しかった最高の想い出さえあれば、いつだって「でんぱ組.incがいた瞬間、楽しかった瞬間」にタイムスリップできて、「あの時」のメンバーにもヲタクにも会えるはずなのだと。そう信じている。

そりゃあ目の前にメンバーがいる訳じゃない。推しメンと話せる訳でもないし、レスがくる訳でもない。でも、ヲタクと飲みながら「あの時楽しかったよねー」と話したり、Blu-ray流してでっけぇ声でMIX入れてヲタ芸打って、その様子をハッシュタグで推しメンに報告したり、「こんなことしたよー」と日常を伝えたり、もしかしたらあのヲタクとあのヲタクが結婚したり。
きっとその様子をハッシュタグの向こうで見てくれている。ちょっと形は変わるかもしれないけど、でんぱ組.incを愛することだけは何一つ変わらないはずだと。過去の想い出へのタイムスリップだけじゃなくて、きっと現在進行形のストーリーもあるはずで。きっと時計の針は止まらずに動き続けていく。現在・過去・未来。これってもしかして永遠?

まもなく訪れるでんぱ組.incエンディングの瞬間。
いつになっても鮮明に思い出せるように、目をかっぴらいて真正面から受け止めたい。まぁ開いたところで涙で前が見えないかもしれませんがw

きっとエンディングを迎えても大丈夫。
ならばやることはたった一つ。

楽しみ尽くしてやろう!さぁお祭りだー!!!!!


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