第2回 面接官に「良い子だ」とわかってもらうために、日頃から身につけておきたいこと
面接試験は、たいてい5分間。一番長い医学部の2次試験でも、せいぜい10分間。
そのわずかな時間で、人の内面まで全てを見抜く…そんなこと、どんなベテランの教師でも無理に決まっています。
質問に対する受け答えの正確さ(後日、詳しく解説します)や言葉の理解力を、採点基準(それも後日、詳しく解説します)に従ってスコア化するわけですが、
そこは、人間対人間、好印象を持てば、どこかの観点でプラスとなるでしょう。逆に「ちょっと嫌だな」と思えば、マイナスとなるのは仕方がありません。
私も長く、多くの、そして様々な子供達と出会い、指導をさせて頂きました。
会った瞬間に「なんて、いい子だろう」と思う子もいれば、
「難しい子だなぁ」
もっとはっきり言えば
「この子が、私の子でなくてよかった」と思ってしまう子もいるのが事実です。
では、どんな子が「いい子だなぁ」という印象を与えるのでしょう?好印象を与える子と、与えない子の違いは何でしょう?
それは、間違いなく目の輝きです。
リカちゃん人形のようにいくつもお星様がある大きな目が有利ということではありません。
眼差しに、心の美しさというか素直さというか、そして何事にも全力で取り組む意思の強さというか…
そういうものが、目を合わせた瞬間に感じ取れる…それが重要なのです。
では、目で訴えられるようになるには、どうしたらよいのでしょう?
数日前からまぶたに力を入れてデカ目にする?
目を見開いたまま話ができるようにする?
いえいえ、そんなことではありません。
しっかりと相手の目を見て話をすることができるようにする! これです!
朝、起きた時、食事を始める時、帰ってきた時、寝る時、どんな時でも、目の前にいるおうちの方の目を見て挨拶をする… 毎日これを実践してみてください。