見出し画像

天蚕をご存知ですか?

白鷹町では養蚕が盛んに行われてきました。
かいこの繭を紡いで糸にし、製糸や織物を行います。

かいこ」を知っている方は多いと思います。
人の手によって家畜化され、自然では生きていけない昆虫です。
桑の葉を食べる白い芋虫で、成虫になっても飛べません。

「蚕」品種改良を重ね家畜化されたもの

地域おこし協力隊の直近の活動として
私は「天蚕てんさん」の飼育場で作業のお手伝いをしました。

天蚕てんさんは「しらたか天蚕の会」が白鷹町深山地区で、
飼育・生産をしています。

しかし、会員の高齢化が進んでおり、
天蚕を育てる仕事のお手伝いが必要だったため、
仕事に参加させていただきました。

天蚕てんさん野生の蚕です。
そして天蚕からとれる繭は萌黄色をしており、
独特な光沢を持つ糸は「繊維のダイヤモンド」と呼ばれています。

今回の作業内容

飼育場の屋根にネットをかける
天蚕てんさんの飼育場にネットをかける作業をしました。
天蚕てんさんは自然のなかで飼育するため、
ネットをかけて害虫や野生の生き物から守ります。

右が屋根にネットを張ったもの。どんどん張っていきます。

電柵を設置
ネットだけでは万が一大型の獣(狸やハクビシン、熊など)に
荒らされる可能性があります。
なので電柵を設置しました。

等間隔に電線を張る棒を地面に刺していきます。
地面に刺した棒には電線を張るために太い針金のようなものがついています。
一本に三箇所ついているため、電線を三段張ります。

今回の作業はここまで。
朝8時30分から12時までで作業を終えることができました。
休憩もしつつ、作業は楽しかったです。

休憩には会員の奥様が手作りのゆべしをご馳走してくれました。
さらに粕漬けも!疲れた体に染み渡りました。
笹の葉で包まれたゆべしは初めてだったので、初めての体験と美味しさに感動しました。

次回は「卵付け(山付け)」という作業があるようです。
ではまた。

いいなと思ったら応援しよう!