見出し画像

美容部員さんの言葉

以前はデパコス大好き人間だった。
以前と書く理由は今は近くに無いから 笑

何が好きかって、美容部員さんが好きだった。

もちろん、相性があるので苦手な人も多くいるかも知れない。

だけど、相性抜群の美容部員さんに出会うとメイクやスキンケアが楽しい!と思えた。

もちろん、お値段もあるので頻繁には通えないが悩みから解決まで丁寧に教えてくれるのが良い。

一度、友人が待ち合わせに1時間遅れる!と連絡が来たことがある。

すでに現地に到着していた私は暇を持て余すのに、デパートに入った。

特に買いたいものがあるわけでは無いが、丁度新作コスメが出始めた時期だったのでコスメを見て回る事にした。

そのうちの1つで可愛いチークを発見したが、試すのを躊躇った。

何故なら、そのチークの色はイエベの人が似合う色だと思ったからだ。

イエベとは当時流行り初めていた自分に似合うタイプの色を見分ける為のベースカラーがどちらか?というものでイエベはイエローベース(黄味がかった色が似合う)、ブルベはブルーベース(青みがかった色が似合う)と分けられて、イエベはブルベが似合わずその逆もしかりだった。

私はブルベと診断されていた事もあり、似合わないか〜などと思ってしまった。

そんな事を思う私に美容部員さんは試してみますか?と声をかけてくれた。

私が可愛いけどブルベだと似合わないかな〜と思ってしまって。と返答した。

すると美容部員さんは
「最近イエベとかブルベとか言うけど使い方で別に誰にでも似合うと思うんですよね!好きだと思う色使った方が良いですよ!試してみて良いですか?」と表現するならプリプリしながら席に私を誘導した。

私は気迫に押されて席へつく。
あれよあれよと、このチークならシャドウにこの色足して、リップはこれで〜とメイク直しが始まる。

すると、イエベ向きかな〜と思ったチークは血色よく私の頬をほんのりさせて、合わせたシャドウやリップで完成した私は可愛くなっていた。

美容部員さんは、どやっ!!って感じで鏡越しに私と目を合わせて似合いますよ!と言ってくれた。

この時の私はこのチークを持て余しそうだったので、別のコスメを1品買って帰ったのだけど、この美容部員さんとの出会いは得難いものだったと思う。

もちろん、販売促進でイエベだから買わないとか言われたく無かったのだろうが、メイクが好きって気持ちが伝わる美容部員さんで素敵だった。

似合う似合わないって避けるよりも、どう使ったら似合うかを考えてメイクする方が楽しいよね。きっと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?