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前髪系とか短髪系とか
街を歩くと、若い子たちが気になるアラフォーです。笑
最近の男の子たちが、センター分けで、スラッと長い前髪を作ってて、韓国系だ、と思ってしまうあたり、アラフォーとしては、文化って面白いなぁ、て、思ってしまう。
昔から、得意不得意があって。
個人的には。
・色白
・タレ目
・低い鼻
・薄い唇
これら、なんというか、韓国系、というか、弥生系というか、そーいう顔が好きなので、今どきの流行りの顔が、ほんとに、昔から好き。笑
髪型は、よっぽど長くなければ、似合ってればいいな、と思う。
一時代として、短髪系、は、イカホモ系というか、短く刈り上げて、ゴツゴツした男っぽい感じ?が、ゲイのヒエラルキーの中で、頂点とされていて。
今もそうなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないけれど、僕は、いつも、どっちかっていうと、キレイめな顔の人に惹かれてきた。
ゲイ業界は、過酷だ。
◯◯系と、分類されて、好きだの嫌いだの、ごちゃごちゃする。
ゲイ、とカテゴライズされて、気持ち悪がられるのを嫌がるのに、ゲイの世界では、妙にカテゴリー分けで、好きだの嫌いだの。
男らしさ?を全面に押し出すよな、短髪が好き、筋肉質が好き、そ~なの?
デブ専だの、細専だの、主眼なんてバラバラなのに、カテゴライズして、その中から、タイプの人を見つけて。
でもさ。
どこかで、このカテゴライズ戦争から降りたいとも思っていたりする人、いるんじゃないのかな…て。
昔、細くて色白で、顔も薄くて、かわいらしい友だちが、急に筋トレし始めて、少しずつパンプアップし始めたときは、たいそう驚いたものである。
最近ジムに通ってるんだ、と言うその友は、もはや僕の知ってる友でもなかったし、僕なんて目じゃないよ、くらいに、ゲイ業界に染まっていったんだ。
もう、連絡も取ってないし、どうなったかは知らないけれど、僕は、かわいらしい青年でいてほしかった。
でも、彼はそれを許さなかったんだろうな。
元気にしてるかな?
前髪系、とか、短髪系とか、髪型ひとつで、出会いも広がったり狭まったりするゲイ業界。
なんだか、生きにくいなー、て、思う時もある。
ルッキズムに支配されて、いや、確かに、外見が好きでもないのに、じゃあ、恋に落ちれるか?というと、難しいんだ。
わかってるよ、そう、僕らは外見が、まず、スタート地点に立てるかどうかの瀬戸際、て。
でも、結論から言うと、外見はスタート地点として、その後の、中身を探る探求こそが、本当に求めていたこと、なんだろう。
僕たちは、往々にして、ルッキズムから始まるワンナイト的な、もしくは短い期間での、好きとか好きとかに時間を消費する。
ワンナイトが終れば、まるで何もなかったかのように、忘れ去られることなんて、そして、忘れ去ることなんて、どれだけあるんだろう?
あったんだろう?
深いつながり、に、なりたいのに、なれなかった、いや、深いつながりなど求めず、身体だけの交流をむさぼっただけの、人たちを、思い出そうとしたって思い出せないくらい、快楽なのか虚無なのかわからなくても、そのひとときに、身を委ねて。
優しい人がすき?
強い人がすき?
僕たちは、どこかで、空虚を楽しみながら、空虚から降りて恋愛をしたいとも思っている。
それなのに、そんな思いも考えも、急に、なかったかのように、新しい朝がやってくる。
前髪系?
短髪系、?
誰かを好きになったり、愛おしく思ったり、する中で、もう、どこかで、カテゴライズから降りたいと願ってる、そこのあなた。
いつまで経っても、愛する、て、何だったか、わからなくて、いや、愛する、までに及ぶことが億劫でむさぼるしかない、あなた。
僕も、実は一緒です。
とりわけ、愛、とひとくくりにされてしまう、得体の知らないものに、もし、取り組めてるとしたら、その時点でもはや奨励賞。
愛とは日常だ、とか言えてしまったら、敢闘賞、です。
さて。
そんな中。
ひとり、なんだか取り残されたようなゲイ業界に、キックもパンチもないんですが、カテゴライズされた世界線の上、僕は、自分のやりたいように、やっていく、しか、ないなー、て。
無理して、髪型変えたり、筋肉つけたり。
その偽りの自分を、良し、としてくれる人と一緒に居続けるのは、長期スパンで見たら、過酷になっちゃう。
トレンドは、確かにあるし、トレンドに感化されて、これだ!!と思ったなら、それは自分に還元されてくことだから、素敵なことかもしれない。
勿論、人はみんな、自分らしく、なんてあれない。
いろーんな仮面や装飾を、持ってる。
それが社会で生きていく、ということだし、ゲイ業界で生きていく、ということ。
疲れるけど、でも、核心は持っていたいね。
核心は、疲れるけど。
カテゴライズの果てに、誰もが幸せになれるのなら、それも、悪くないけど…
さて。
幸せを探しに行こう。
笑