俺達の少女Aに投稿した話
記事に目を留めてくださりありがとうございます。
2023年4月7日に開催された『第18回俺達の少女A「グループD」』に音源を投稿し、採用されました。本記事では音源製作での悪戦苦闘を振り返って記録し、音源に対する総合的な反省をし、音源に対して頂いた反応について書いたりします。
一応音源単品で投稿しました。下のURLから聴けます。音量小さいですごめんなさい……
https://youtu.be/AZWHcdLqito
原稿
原稿は次の通りです。文字数は1351字でした。
草案では1508字でしたが、その後収録しながら時間を計り、どうにか3分に収まるよう削りました。
コンセプトとして最初にあったのは、美嘉と菜々さんの共通点として「嘘」を提示すること。そこを起点につらつら書いているうちに、最後は自分自身が白々しい嘘をついて終わると綺麗にまとまるかなと思い(実際綺麗にまとまっていたかどうかは……音源を聴いたあなたの感性に委ねます)、そこに繋がるよう間の文章を考えました。
ちなみに、美嘉と菜々さんを好きになったきっかけが、嘘があまり得意ではない嘘つきという共通する特徴にあるのは本当の話です。ここに多田李衣菜を加えて私のデレ担当3人が揃うと言うと、少し説得力が増すでしょうか。
収録、編集
収録はiPhoneのボイスメモアプリで行いました。
小分けにして収録し編集で繋げると、自分の不慣れな編集ではぶつ切り感が出てしまうかなと考え、最初は一気に3分読んだものをそのまま使う予定でした。しかしここで問題が発生します。あれだけの文字数を3分でしゃべろうとするとあまりにも連綿として間がなく、途中で口の中に唾液が溜まってしゃべれなくなる、という状況が頻発したのです。そんなことある……?
ラストの「個人的な話が~~」の前のみ意図的に間を置くことをあらかじめ決めていたため、そこで一度飲み込むという手を試してみたのですが、その直前辺りがほとんど溺れてるような声になる上、飲み込む時のごきゅって音がめちゃめちゃ録音に入っていたため断念。当初破棄したプラン、小分けにして収録し編集で繋げる手段を取ることにしました。原稿のセンテンス間に行間のある箇所がありますが、そこで区切って、5つの音源を素材として使い繋ぎ合わせました。
結果として、懸念していたようなぶつ切り感は出なかったように思います。ただ、やはりまったくの素人の編集ということでわからないことも多く、めちゃめちゃ苦戦しました。音源の端と端をカットして繋げると「プツッ」みたいな音が入ってしまうことがあったり、実際に繋げてみないと3分以内に収まってるかわからないのでどこをカットして削るかで苦心したり、そもそも何度も録り直したり、と……。これはいい感じに録れたな、と感じる素材を時間の都合でボツにせざるを得なかったのは大変残念でした。
反省
音源に対する自分なりの反省点をまとめます。
まずは原稿について。単純に伝わりにくい部分がいくつかあったように思います。たとえば美嘉の嘘について、恋愛絡みの嘘については直接言及しました。しかし、隠れてレッスンして理想とするカリスマアイドル像を作り上げている……みたいなところは尺の都合もあって直接言及できず、聴き手側に前提知識として要求している節がありました。結果、美嘉は誰もが認めるカリスマアイドルという最後の白々しいプロフィール紹介も、意図が伝わりにくいものになっていたかもしれません。説明すべきところが説明不足だったため、もっと他の部分を足し引きしてそこの帳尻が合うよう練られていれば、より良い原稿になったと思います。
次に、音について。音量調整とか、ノイズ除去とか、音源自体の質を高めるためにきっともっとできることはあったと思います。私がそういう方面に疎すぎて、その辺りにまで手が回りませんでした。後はBGMとか入れた方が良かったかも。要精進。
後は画像。音源の内容に関連するシーンを適当にコラージュしましたが、正直作りが雑というか、他の投稿者と比べて工夫が見られないというか、もっと作り込みが必要だったと思います。要精進。
反応
まず、放送時の大作さんとあいうえおさんのコメント。良い視点と言ってくださって本当に嬉しかったです。特に大作さんが『どちらも完璧な17歳を演じている』と言われていたのが、私がこの音源を通して伝えたかったことをめちゃめちゃ綺麗にまとめてくださっていて感動しました……。
コメントやTwitter上での反応も嬉しいものが多かったです。特に多かったものが、嘘が得意ではない嘘つきという共通点について対する納得や共感の声。2人について新たな視座を提供できたなら嬉しく思います。それから内容がカッコいい、最後に2人を紹介する構成が上手い、というもの。照れ臭いですが、ありがとうございます。これでも美嘉Pですから。カッコつけるにはうってつけのお手本を、ずっと間近で見てきた甲斐があったというものです。
終わりに
主催のよしひこさん、このたびは第18回俺達の少女Aを開催してくださり、また私の音源を採用してくださりありがとうございます。大作さん、あいうえおさん、素敵なコメントをありがとうございました。音源を聴いてくださった方、この記事を読んでくださった方、ありがとうございました。
いずれこちらも記事にするかもしれないししないかもしれませんが、私はここ数年アイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツ、総選挙(SfC)というシステムに対してどう向き合うかという迷いを巡ってひとり相撲を続けていて、先日ようやく自分なりの答えを出せたように感じています。今回の音源は、その答えを叩きつけるためのものでした。各々のプロデューサー、ファン、アイドルたちが、各々の叶えるべき願いを背負って真剣に戦うSfC、その戦いの舞台の一つ俺達の少女Aに、そういう私の超個人的なうにゃうにゃを持ち込んだこと、正直めちゃくちゃ申し訳なく思います。だからこそ、私の音源を温かい言葉の数々で迎えてくださった皆様には感謝しかないです。
また音源を投稿したり、採用されたりすることがあれば、その時もよろしくお願いいたします。
城ヶ崎美嘉を、安部菜々を、どうかよろしくお願いいたします! では!