何でもない日

ある何曜日かもわからない日

人流の少ない道を歩いていると、風も無いのにガサゴソ揺れている茂みを発見した。
男は不自然だと思いながらも普通に無視してそのまま歩いて行ってしまった。

ガサッ……

いっぱいのもぐらが乱交パーティーしていたとも知らずに……。

「つまんねぇ何か起きねぇかな~!」

車通りの多い雑踏をそそくさと小走りしながら、山吹色のソーラーパネルをナキャユビ(噛んだ)でなぞっていると、少しの隆起とともに茶色い汚れを発見した。

なんだこれは。

これは何かが起きる前触れでは!?

内心の期待を胸にそのまま歩き進めると、全裸のシベリアンハスキーが轟音をまき散らしながらカチコチの糞を、韓流アイドルのコンテストの如く振り落としていた。カチコチの糞には誇り高き英雄どもの帆船が散り散りになって含有していた。

いつものことだ。

なんだ、っじゃあさっきの茶色STAINもこの犬の糞か。

つまらない。

犬を保健所に送り届け、その街を後にする……、

あの汚れがクリボーが進化の過程で無くした小指だと知らずに……。

ソーラーパネルに博士が通りかかる。

「おっ!?これは!!これはモリゾーの恥部の欠片じゃないか!!?」

モリゾーが股間に巨大な根を張っていたという誤った歴史をプレゼントフォー・ユー。

ケツメイシの預言。

「小さいころから農家の優しい握手をされながら育った妊婦は、多年生の赤子を生むだろう」

めちゃくちゃ嘘っ八でした。

という新聞記事を読む。

ケツメイシの預言は気候変動で壊れかけている地球の気象予報くらい当たらないな。

奥歯でパイナップル味の落花生を一つまみしていると、眼前から野球盤のポルターガイストが!!

まあ、ありきたりよな。

風船ガムの要領でそれを弾き飛ばすと、緑化計画のために設置されたヘチマの巨大植木を貫く。

東洋の黄金の国に誤植という言の葉がございます。
このヘチマの巨大植木も所謂:誤植:でございまして、
実のところ潤うほど瑞々しい西洋柿を植える予定でございました。
そのため西洋柿を植えるスペースを確保したかった栽培者はそりゃ感謝感激飴ザラメという具合に吸いー付く(スイーツく)ようにアタマa.k.aコウベを折り畳んで月にたどり着いた。

42回!!!

まあ、人が月まで行くのもよくあることだな。

領事裁判権を土産に、家路につく……

近くの分娩室で多年生の産声をあげているとも知らずに......。


家に帰ったらすぐに寝るそれがオイラのルーチーン(第三勢力)。

今日も今日とて夢を見る。

「今日も何もなかった郡内」

夢で「スケホネ」というガールズバンド系アニメが始まりました。