【作例あり】Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
どうも。
のかけるんばです。
今回はZ 180-600mm f/5.6-6.3 VRの紹介です。
Zマウントユーザー待望の比較的安価な超望遠レンズですね!
このレンズ発売よりかなり前にS社から200-600mmが出ており、気軽に野鳥や戦闘機を撮りたいZユーザーたちは指を咥えて見ていることしかできませんでした。
そこで満を持して出たこのレンズはコスパの高さから超人気レンズになったんじゃないかと思います。
では早速人気レンズを詳しく見ていきましょう!
外観とスペック
外観
開けて何より最初に思ったのが『でか!』って感想でした。
箱がすでにめちゃくちゃでかいんですが、もちろん開けて取り出したレンズもでかい。
しかも重い。
でも逆にデカくて重いことで所有欲を満たしてくれますね。
三脚座には超望遠レンズには大体書いてある焦点距離が。
ちなみに三脚座は外せます。
手持ちで使う時に少しでも軽量化したいなんて時は外すのもありでしょう。
ストラップホールが付いているのもありがたいですね。
スペック
レンズ群は特殊なレンズだったり、コーティングはないので割とシンプルな感じ。
最短撮影距離はズームしてる状態で違うんですが、焦点距離の割には寄れますね。
これが超望遠単焦点だと4mとかだったりするので。
超望遠らしくフォーカス制限スイッチが付いてますね。
僕が野鳥撮ってる時は基本的にonにしてますが、たまーに6m割ってくる個体がいるのでその時は忘れずoffにしなければなりません。
(最初は戻すの忘れてピントが合わねぇ!ってなってました。)
重さが三脚座を外せばギリギリ2kgきってます。
ここはNikonさんがすごく頑張ったところじゃないかなって思います。
S社製の200-600mmが約2115g、NikonのFマウントの200-500mmが約2090g(三脚座なし)なのでクラス最軽量なんじゃないでしょうか。
また、ズームリングの回転角が70°なのとインナーズームなのが嬉しいポイントですね。
前モデルの200-500mmはズームリングの回転角が約156°とかなり回す必要があり、繰り出し式のズームでした。
180-600mmになってから回転角が約半分になったので、持ち替えずにズームできるところが本当に助かります。
インターナルズーム機構のおかげで重心移動が少なく、地味に重さを感じにくいのも高評価です。
作例とレビュー
基本的に野鳥か動物にしか使用しないので、作例が偏っていますが悪しからず…
テレコンバーターを装着すると少し眠い感じにはなります。
AFも少し迷ったりしますね。
ここは超望遠単焦点との大きな差かなと思います。
開放がf9になってしまうので、個人的には晴天時どうしても焦点距離伸ばしたい…くらいの時に使うくらいかなと感じました。
隠れS-Line
よく、ZのレンズはSが付いてなくても凄いって話を聞きませんか?
これはマジであるなって思っていて、Zレンズのことよく知らねぇって方のために軽く触れておくと
Zレンズには2種類あって、S-Lineか無印か(非S-Lineとか呼ばれています)です。
S-Lineとは二コン独自の設計指針と品質管理をさらに厳格化した NIKKOR Z レンズの中でも、さらに高い基準を満たすレンズにつけられた称号
Sの意味は、優れた(Superior)、特別な(Special)、精緻な(Sophisticated)ってことらしいですよ。凄いのSではないです。
要するにSがついていれば妥協せずに作られたやべぇレンズなんですが
逆についてないレンズはしょぼいんかって言われると全然そんなことはなくて、普通に凄いです。
もちろん描写力においては比べると劣りますが、それ以外でもかなり頑張っていて値段以上だなと感じる部分が多々あります。
個人的にはS-Lineの中でもグレードがあるとは思いますがイメージとしては
S-Line = 最上級
非S-Line = 同じスペックのレンズ(Fマウントなどの)より上
って感じだと思っています。
もちろんここは使い方や個人差があるので一概には言えないですが…。
僕は動画撮りませんしね。
じゃあ何が凄いねんってことなんですが、スペックに表れていないところなんじゃないかなって思います。
スペックの項目で触れた、ズームの際の重心の移動が少ない部分であったり収差の出にくさです。
実際に使ったことがなく聞いた話なんですが、S社の200-600mmは割とパープルフリンジが出るらしいです。
僕が使っている限りでは180-600mmではっきり分かるレベルで出たことはないですね。
(S社のネガキャンしたいわけではないですよ!勘違いなさらず…)
ちなみにZ 50mm f1.2はS-Lineですがかなり出ます。
細かいところを指摘し出すとたくさん出てくるとは思いますが、これだけよく写るレンズが20万円台で楽しめるのは本当に素晴らしいと思います。
かなりハイレベルにできているレンズなので初めて超望遠の世界に手を出すなら現状このレンズが一番おすすめなんじゃないでしょうか。
かなり人気のレンズで状態の良い中古品も数多く出回っているので欲しい方はぜひチェックしてみてください!
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