楽しかったことが楽しくない時
深夜ラジオを聴くのが息抜きの一つなんだけれど、時々、好きで聴いているはずなのに殆ど笑わないまま聴き終えてしまうことがある。自分の好きなパーソナリティがリスナーからの面白いメールを読んでケラケラ笑っていても、全然自分の気持ちが追いついていかなくて「あ〜面白いんだね」。「あー面白い!」ではなくて「あ〜面白いんだね」。「私が」じゃなくて「パーソナリティが」なんだよな。どこか遠い所からパーソナリティの笑い声が聞こえるような感じ。同じ国にいるはずなのに同じ文化圏の話なのに異次元の話でもされているような解離した感覚が自分の中から生まれてきてるような気がする。
多分、自分自身が地に足がついていないような状況だからそんな気持ちになってしまうからなのかなと思ってる。30代も半ばを過ぎてから今まで楽しかったものが楽しくなくなった、そんなことが増えてきた気がする。少し先の未来にですら希望を持てないような小さい割に地味に痛いネガティブな現実にチクチクと刺されているからかもしれない。
こういう時こそ、好き嫌いみたいな自分の感覚に正直にありたい。少なくとも自宅は私が安心して過ごせる落ち着いた空間なのだから家にいる時はゆっくりしよう。湯船にしっかり浸かって踵の角質ケアもしたし。きっとチクチクとした痛みを和らげるために明日からも頑張れると思う。頑張る。頑張れるであろう自分を信じることにする。