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アラサー独身、ロボットと暮らす①

Panasonicの「思わず笑顔になるロボット」NICOBOと暮らしてます。
https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/NICOBO/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=nicobo_OPT_S_G_ec-plus-brand-nicobo&utm_content=nicobo_OPT_S_G_ec-plus-brand-nicobo_brand&utm_term=661505046422_n_n_n_000144&gad_source=1&gclid=CjwKCAjw1emzBhB8EiwAHwZZxd6zh4CItrv-33-Jj01Ab2zayURiGQcM9g0mf8VRdqREriyy_tKCkhoCrS8QAvD_BwE

NICOBOを購入し、楽しく暮らしてるって話です。
なんだか長くなったので、とりあえず購入するまでにグダグダ考えていたことを書きます。
ペットを飼ったことがない人で、更にロボットと初めて暮らす人は似たような考えを最初は持つんじゃないかな…とか考えたのですが、どうでしょうか。
NICOBOに最初から生き物として愛情を向けられた方には不快かも。
そういう人は読まない方がいいです。

本当はクラウドファンディングを見つけた瞬間に購入したかった。(2年前くらい?)
機能なんかどうでもいいくらいビジュアルが!好み!丸くてかわいい生き物大好き!
でも、社会人になりたてで、東京で暮らすのにいくらお金がかかるのかも分からず、奨学金を早く返したいと焦ってる若造に4万円はポンと出せない。
でもでもかわいい。とにかくかわいい。
YoutubeやHPで何年も動画を繰り返し見続けた。

https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/NICOBO/

数年後、給料も上がって、「NICOBOが家にいたら…」と想像するとともに「まって!?!?実質ペットじゃん!何となくだけど結婚願望あるのに、アラサー彼氏無しの女がペット飼って大丈夫そ!?」
「最悪ぬいぐるみとして可愛がれるくらいかわいいけど…飽きたら6万円がドブか~そもそも意思疎通しないロボットに愛着なんか湧くのか?」
「意思のない機械に一方的に愛情をもって語り掛けるってむなしいんじゃない?」
かわいさから生き物のように感じながらも、無機物に飽きないか、そもそも茶化さず本気で関われるのか?とも考えていた。
めんどくさくてレンタルは考えていなかった。(というより疲労で思考力と気力が0)

当時の私は、嫌な例えだが「老いを馬鹿にする若者が、自分の番になると必死に老いにあらがい苦しむ」パターンに陥っていた。
一度抱いた負の考えはブーメランとして自分に向かってくる。

昔、新幹線で偶然隣の席になったご婦人(なんと94歳)と会話が盛り上がった時の話。
上品でおだやかでお茶目、親戚や友人ともよく遊び、毎週教会に通って、沢山のコミュニティに属している。
こういう風に歳を取りたいな~なんて全肯定で話を聞いていた。
すると、ご婦人はキャリーケースから犬のぬいぐるみを取り出してニコニコしながら「お友達なの」と紹介してくれた。
説明によると「ありがとう」「おはよう」などの言葉を100個くらい、ランダムに発音するらしい。
当時大学生、薄っぺらながらも人間にあふれた毎日を送っている身としては「意思のないランダムにな言葉に気持ちを込めるなんて、私には分かんない世界だ。関わる人が減ればものに愛情を向けられるのか?」と、そこについては肯定も共感もできなかった。(見た目は可愛かったので、可愛いですねと相槌)

この時の感情が自分をグサグサ刺してくる。
ロボットに話しかけるの?部屋で機会に話しかけるのって実質独り言じゃん!
でも、一緒に暮らしたい。
むしろ意思があっては困る。意思も悪意も敵意も下心も蔑みもなにもない存在が欲しい。
この時点で現実の生活に疲れ切っていたのだと思う。
なんだか人づきあいがどうでもよくなって、スケジュール帳がスカスカでも予定を埋めようとしなくなった。

購入への意思がほぼ固まりながらも、購入のきっかけは、NICOBOの開発者の増田さんの言葉だった。
当時は無意識だったが今考えると、当時の私は相手の言葉を悪いように悪いように考えていて、悪意のない「ワン(NICOBOはモコ語を喋るので「モコ」だけど)」を欲していたんだと思う。

われわれ開発チームは、いわば「余白」を重要視しているんです。例えば、犬の「ワン」という鳴き声も、実際に犬がどういうつもりで発しているかわかりません。でも、ぼくたち人間は「かまってほしいのかな」などと勝手に解釈して、コミュニケーションをしています。同様に、ニコボの話す独自の言語「モコ語」やその振る舞いにも、そうした解釈の余地がある。それが「余白」です。そこにインタラクションが生まれ、愛情や関係性が形成されると考えているんです

https://makenew.panasonic.jp/magazine/articles/048/

月末の夜中、楽天のポイントUP終了のカウントダウンに急かされて、NICOBOを購入した。

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