若い子をこんな気持ちにさせないであげてよ
「私は社会貢献がっっっ!(嗚咽)社会に貢献したくて、御社の企業理念に共感しっ(嗚咽)て…」
コワーキングカフェの隅でスーツ姿の女の子が横で泣いてる。
私はただの聞き耳立ててた不審者でしかないし、ここで就活についてつらつらどやどや書くつもりはないです。ある程度脚色もします。
その子は内定のある同級生との差に泣きながら、無理してそうな明るい声とエピソードを話しながら、正直的外れな質問をしながら、資格勉強をしているアピールをしながら、泣いてた。
わ~だれか彼女の知人!
がんばったねって言って話を聞いて、あの子に必要なことを教えてあげて、整理して、優先順位を一緒につけてあげてくれよ!!!!
もうすぐ大学を卒業したらカウンセリングサービスも使えない(外で利用するには地獄の待ち時間と自殺を決意するしかない高額な値段)、同級生は卒業に向けてウキウキ、どんどんこの子が孤独になってしまう。
社会貢献なんてぶっちゃけ興味ないでしょ?
いいんだよ!会社に有用だと思わせれば、自分の興味あることややったことを分かりやすく楽しそうに話せば!
…と思ったけどこの子たち3年間コロナで引きこもんなきゃいけなかったのか。
最初の一年なんて必死だろうし、本を読んで勉強して言葉を覚えて友達と暇な時間に考えを言葉にしていく時間がなかったのかも。
自分と反対の考えを友人が持っててそれに向き合ったり、努力してもクズな先輩や同級生の方が評価が高くて、まじめなだけが無価値であることにふと気づいたりする機会はあったのかな。
3~4つ下の子と話すと、大学生活で思い出に残ったことがあまりないと、パソコン越しのサークルや同好会の友人との会話、YoutubeとTikTokがほとんどだと言ってた。
私がコンテンツとして消費してた子達は表に出て脚光を浴びてる子だけど、実際の多くの大学生は上記のような感じなのかな。
どこの情報か知らないけど、社会を知らない若者に社会貢献なんて言葉をあんな悲しそうに語らせないであげてよ。
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