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環境計量士(管理)第72回 解説

問01

(選択肢3)
自組織の中で行う校正のことを内部校正と呼ぶのに対し、客観的な視点を持つ外部の校正者が行う校正のことを外部校正といいます。
必ず外部校正である必要はありません。
正解は3

問02

(選択肢3)
要求される基準に適合しないデータも、なぜ適合しなかったのか、適合するためにはどうすればよいかの対策に必要です。廃棄してはだめです。
正解は3

問03

JIS Z 8103 計測用語では、

(選択肢5)
真度・正確さ:無限回の反復測定によって得られる測定値の平均と参照値との一致の度合い。
注記1 “真度”は測定値のかたよりの小ささを表す概念であり,数値で表現することはできないが,一致の度合いの尺度はJIS Z 8402規格群
に規定されている。
とあります。真度に関する説明なので、誤り。

標準偏差を使用するのは、精密さ・精度です。
精密さ・精度:指定された条件の下で,同じ又は類似の対象について,反復測定によって得られる指示値又は測定値の間の一致の度合い。
注記1 “精密さ(measurement precision)”は,通常,指定された測定条件下での標準偏差,分散,変動係数などの,不精密さ(imprecision)の尺度によって数値表現する。

正解は5

問04

現在のメートルは、真空中の光の速さを299,792,458 m/sと定めることによって定義されています。
図から、cd, K, kg はメートルに依存しています。
よって正解は1の秒。
秒は、セシウム原子による電波の振動を9,192,631,770回数えたときを1秒と定義しています。

問05

測定者は3名、繰り返し回数は12回なので、
母分散の平均は、σa^2 / 3 + σb^2 / 12
正解は3

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