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環境計量士(濃度)第74回環化 解説


問1

 政府は、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について、それぞれ、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。

とあるので、4の悪臭が含まれていないため、正解。

問2

この法律において「ばい煙」とは、次の各号に掲げる物質をいう。
一 燃料その他の物の燃焼に伴い発生するいおう酸化物
二 燃料その他の物の燃焼又は熱源としての電気の使用に伴い発生するばいじん
三 物の燃焼、合成、分解その他の処理(機械的処理を除く。)に伴い発生する物質のうち、カドミウム、塩素、弗ふつ化水素、鉛その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある物質(第一号に掲げるものを除く。)で政令で定めるもの素、弗ふつ化水素、鉛その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある物質(第一号に掲げるものを除く。)で政令で定めるもの

とあるので、正解は3のメタン。

問3

硫黄酸化物の環境基準は、日平均値が0.04ppm以下であるので、正解は3です。
一万分の、や十万分の が出てくる可能性は極めて低いので、1や2は不正解。
ばいじんの環境基準は、年平均値が0.15mg/m3以下なので、4も5も不正解。

問4

有害物質は、カドミウム及びその化合物、シアン化合物、有機リン化合物…など28種類が定められており、該当しないのは2のホルムアルデヒドです。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=346CO0000000188_20231201_505CO0000000344

問5

市町村ではなく、都道府県であるため、正解は1。
市町村が行うのは、生活排水対策の実施であり、都道府県の生活排水重点地域の指定の際に関係市町村長の意見を聞くなどのみです。
環境関連法で市町村の出番はほぼないです。

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