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過去に詠んだ歌
2016/10/01 21:08
昼寝して目覚めたときは百年も経っていましたそんな夕焼け
2016/10/10 21:36
柿の実が灯りはじめた夕暮れに啜りたくなる熱い焙じ茶
2016/10/14 08:55
アイロンをかけた衣類に手を置いて冷えてゆくまで見送る時間
2016/10/15 12:00
かき集め可燃の塵にしてしまえ我の悩みが落ち葉であれば
2016/10/15 12:06
キレ味の悪い包丁押し切りにされた葱から悲鳴が聞こえ
2016/10/15 18:55
白菜を食べてこの冬越えてゆく最初に選ぶ鍋は水炊き
2016/10/15 19:04
白菜の畑が庭にあったらな今日は水炊き明日はキムチ
2016/10/15 19:08
新聞を巻いた白菜軒先に並べ置いても盗む人なし
2016/10/18 11:55
春以来仕舞われていた冬服に花の香りでアイロンをする
2016/10/18 22:14
牛乳は膜が張るから欲しくない星が降るのを眺めていよう
日付みると8年も前に詠んだ歌なのにびっくりする。
また詠みたい…。
よく参加していたうたの日のお題など、今もチェックしてはいるものの、じーっとそれに向き合えずにいる。
心弱っているのかなと思う。
歌集を読むのは相変わらず好きです。