感情、思考を書き留めたくて。

 日本のサッカーのワールドカップが終わった。
 サッカーに特段興味があるわけではないが、これまで一度もちゃんと見たことのないワールドカップに関心を持ち、少しばかりの知識をフル活動して、楽しめたように感じる。
 サッカー界において、日本はまだまだ途上国なのだろう。日本代表を見てると、他国との差を素人目にも感じざるを得なかったことは否定できない。 
 しかし、同時に、とても輝いていた。文明が開化した明治期、戦後、他国に追い付け追い越せで、必死に努力していた日本人たちは、こんな雰囲気だったのではないかと思った。インタビューに多国語で答え、プレー中であっても、文化も言語も違う人たちと、対等にコミュニケーションを図っている様子は、とてもかっこよかった。
 
 そして、本日、本田圭佑さんに関する記事を読んでいたところ、経済に対しても、目を向けていきたいとの趣旨のコメントを残されていた。感心した。感動した。
 今のところ、先進国の一つだといっても間違いではないが、日本の未来は暗いようにしか思えない。輝きがあるように思えない。しかし、そういったことが、毎日のように、あらゆるメディアで流れてきている。旧態依然のままではいいはずがないということが、人々の間に浸透していっている。
 変化を恐れる国民性、好奇心の少ない、後れを取りがちな現状を、変えていきたいと、強く思った。今、こうして日記のように書いている考えも、変わっていくだろう。それでも、その時々の変化に丁寧に対応して、知識をどん欲に得続け、幸せに暮らしたい。
 
 幸せは、人間関係から多くもたらされるらしい。大切な人のことを大切にしていられるように、自分は、何ができるだろうか。そして大好きな日本のために、自分は何ができるだろうか。
 サッカーを毛嫌いしていた自分を殴ってやりたい。これこそ、まさによくない日本人像の典型だ。
 変化していく自分が、今は楽しくて仕方がない。人とのかかわりあいの中で、知識、情報の海の中で、日々変わっていく思いを留めるために、文章を綴る。


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