見出し画像

なぜ『大学院生』領域が面白いか

こんにちは、社長室 プロジェクト開発グループの鬼頭です。
2013年新卒として株式会社アカリクに入社し、現在は企業・大学・官公庁との連携プロジェクトの推進を主な仕事としています。

新卒として10年間アカリクを見てきたので、今まであったあんなこと、こんなことを存分に語りたいところではありますが、今回は長くアカリクの事業に関わっている私から「大学院生の就職支援」というフィールドの面白さと可能性をお見せできればと思います。

具体的には、

①弊社の対象ユーザーとなる”大学院生”とは?
②大学院生に関わる市場課題は?
③アカリクがどう課題に挑んでいるのか

について書きました!
アカリクでどんな人が働いているかについては過去のnoteで素敵なインタビュー記事がたくさんありますのでぜひご覧ください!

①弊社の対象ユーザーとなる”大学院生”とは?

アカリクは大学院生・大学院出身の方を中心にキャリア支援をしており、大学院生の3人に1人が登録しているサービスもございます。数多くの人材会社がある中で、なぜ「大学院生」なのか気になった方もいると思いますが、まずは大学院生についてご説明していきます。

そもそも、「大学院生?知り合いにいるけど話したことないな……」

という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

それもそのはず、大学院で学位審査をやり遂げて「修士」「博士」と呼ばれる人はなんと、日本人全体で5%もいません


要するに、とてもとても少ない、レアな人材です……!

ちなみに大学の学部を卒業して就職する人は年間45万人ぐらいいますが、大学院では修士で5万7千人ほど・博士で1万1千人ほどです。学部を出て就職する人と比べたらやっぱりグッと少ないですよね?

そして、次に注目したいのは、もちろん進路です!

「やっぱり、ほとんどが教員や研究者になっているのでは?」

と思った方、「部分的に」正解です!実はもう少し幅広い進路になっています。

まず、修士と博士で状況が異なります。
政府統計からそれぞれどんなところに就職しているかを調べてみました!🔎

修士課程の職業別割合 上位5職種
(研究職は5.8%で第6位です)
1. 製造技術者(開発) 25.2%
2. 情報処理・通信技術者 16.3%
3. 事務従事者 9.2%
4. 製造技術者(開発除く) 7.3%
5. 建築・土木・測量技術者 6.4%

博士課程の職業別割合 上位5職種
1. 医師・歯科医師・獣医師など 25.3%
2. 研究者 23.2%
3. 教員 23.1%
4. 製造技術者(開発) 7.0%
5. 上記以外のもの 3.7%

図 修士課程・博士課程の職業別就業者数(令和5年度学校基本調査よりアカリクにてとりまとめ)より

修士では技術者の方が割合として多くを占めています。
博士というと半分近くが研究者や教員になっています。

つまり私たちの主なユーザーである大学院生の就職先は様々だ、ということです。

採用企業から大学院生を見ると、研究職採用、理系採用、上位校採用、エンジニア採用、博士採用など、様々な切り口で採用ターゲットになるのが特徴のひとつです!

②大学院生に関わる市場課題は?

ここまで読んだ人は、もしかしたら「なんとなく可能性がある市場なのでは」と感じられたかもしれません。
ですが!もちろん多くの課題もあります……

まず、人材市場全体の課題でもありますが、マッチングの問題です。

最近、「ジョブ型雇用」に関してのニュースを聞いたことはありますか?

ジョブ型雇用とは仕事内容と求める能力を指定してそれに適した人を採用することで、いわゆる総合職の一括採用(メンバーシップ型雇用)よりも的確なマッチングが要求されます。つまり、私たちの仕事のような採用コンサルティングの重要度も上がっているんです。

たとえば、サービス提供先の企業からは、以下のようなニーズを求められます。

・ITエンジニア採用:
単にエンジニアが足りないというよりは、高度な問題解決にも取り組めるような「高度IT人材」が不足している
・技術職採用:
製造現場に必要不可欠な生産技術者候補となる機械や電気専攻の人材へアプローチできない
・博士人材採用:
採用したいけどできない理由として「マッチングが上手くいかない」と答える企業が多い

そしてもうひとつ、大学院生特有の課題として、学業と就職活動の両立があります。

大学院生になると、1日の大部分を研究活動に費やすことになります。研究内容により、実験だったりフィールドワーク調査だったりしますが、授業が少ないから忙しくない、というわけではありません。

気持ち的にも、かける時間的にも、就職活動からは離れてしまう人も多くなります。そのため、情報収集や選考対策が十分でなく、結果的に満足のいくキャリア選択とならないケースも多いようです。

ということで、採用側・学生側、どちらも一筋縄ではいかないのが大学院生の就職市場です。
大手HR関連会社が積極的な事業展開をしにくいのも、アカリクという会社がこの領域で影響力を持っているのも、こうした市場特性が後押ししているところがあります。

③アカリクがどう課題に挑んでいるのか

これまでの説明でアカリクのメインユーザーである大学院生について、大まかにご理解いただけたかと思います!
ビジネス領域として見ると、本当に課題だらけでとにかく挑戦しがいがあります!🔥

そんな数々の課題に対してアカリクが何をやっている会社なのかはホームページを中心に説明がありますが、個人としても課題の解決に貢献できるのが推しポイントのひとつです!

ここでは「企業の採用課題」への貢献を例にあげます。
企業の採用課題は多種多様です。アカリクでは顧客のニーズにあわせたソリューション提案に存分に取り組むことができます!
展開サービスもスカウト媒体だけでなく、人材紹介・合説・企業個別企画など、提案できる幅が広いのも大きな強みです。
だからこそ真の顧客のニーズにあわせた課題解決をすることができます。

また、学生ユーザーの事情がわかる企画プロマネやCA(キャリアアドバイザー)が多く、チームで課題解決に取り組んでいくカルチャーもあるので、日々、自分たちの支援できるケースを増やしていけるのもアカリクの特徴です。

そんな感じで、流れるように、いつの間にか会社のアピールになっていましたが、アカリクでは絶賛メンバー募集中です。まずはカジュアル面談からでもいいので、ぜひぜひご応募ください!!


いいなと思ったら応援しよう!