スキーラックを作った話
こんにちは理系メイド(TT)@darthtt1です。皆さんはスキーしてますでしょうか。私はよく行っていて、2,3組目の板を購入した際に保存場所確保のためにスキーラックを自作しました。折角なので作った方法や使用感等について記事を書いてみました。
1.なぜ自作したか。
市販品では高い、用途がイマイチ合わない(賃貸で壁使えない、滑走後立てかけて乾燥できるようにしたい)、丁度いい大きさが見当たらない、といった理由から自作を選びました。
2.設計をどうしたか。
「Fusion 360」という3D CADソフトで設計して組み立てイメージを見られるようにしました。このソフト、個人用で非商用なら機能制限あるけど無料で使えます。
ソフトの使い方は別の話なので省略、木材で制作する前提で一度設計しました。
大体良さそうですが、木材の厚みや幅が適当なためホームセンターで売られている木材を一度確認しに行きました。そこでスチールラックを発見、木の天板もあったこと、木材と違い繋げ方を考えなくていいことからスチールラックへ変更しました。
売られていた天板のサイズに合わせ再設計、あくまでもイメージのためワイヤーバー等は板状で設計。使用イメージでも良い感じなのでこれで決定しました。パーツはホームセンターで購入して持ち帰るのは大変なため、型番を控えネット注文で購入しました。
購入パーツ一覧(DCM)
・ウッドシェルフ9045NA×1
・ポール 25P150×2
・ポール 25P070×2
・ワイヤーバー 25WB090×3
・ワイヤーバー 25WB045×2
・スリーブ・クリア IHL-SLV4SC クリア×4(16セット分)
以下オプション
・ワイヤーバー用フック WB-F610×5
・傾斜ハンガー LSK-H30×2
・粘着EPDMスポンジゴム EPN-01(5mm×30mm×300mm)×3
合計金額:24,226円(オプション混み:29,940円)
3.組み立て
パーツが届いたので組み立てていきます。
ポールの一番下部分にスリーブを付けて天板を設置。
手前(短いポール側)に転倒防止用のワイヤーバーを設置。なくても使用上問題ないかも。
短いポール最上部にワイヤーバーを設置。これは念のための補強用です。
天板から70cm程の位置にショートスキー立てかけ用のワイヤーバーを設置。
ポール最上部にスキー板立てかけ用のワイヤーバーを設置しひとまず完成。
組み立て時点では1組しかなく、なんとなくの使用イメージを撮影。大体設計通りになりました。袋に入れたままなのはスキーシーズンまで3カ月程あり保管のため。
4.使用
9月、10月、他の板が届きました。
ショートスキーと上級者向けのスキー板です。ではスキーラックを完成させて立てかけてみましょう。
既にフックやハンガーが付いていますが、完成まで持って行きます。
フックを板と板の仕切りに使うため、板を一度立てかけて間隔を見ています。最初の設計から変わりますが、左右のバランスのためショートスキーは中央に置きました。
ではこの間隔で仕上げていきましょう。
間違い探しです。
分かりましたか?
はい、ワイヤーバーのスキー板が接する部分にゴムスポンジのシートを貼り付けました。これはスキー板のエッジ保護のためでキズやサビから守っています。
もう完成同然ですが、ハンガーをもうちょっと使ってみましょう。
ハンガーにストックをかけてみました。少しごちゃついた感じはありますが、ハンガー部分は滑走に使った道具をかけて一緒に乾燥させるつもりで取り付けました。
ハンガーを増設し、ストック以外に手袋やゴーグルも一緒に干すなどまだまだ改造の余地はありますね。その辺りは実際に使ってみて弄っていきましょう。
ラックの完成が2024年10月末、この記事の公開が11月末と1カ月程経ちましたが保管は問題なくできております。あとはスキー場で使用後に立てかけて乾燥させてみた所感を書きたいところですが、雪がなくオープン延期のためまた後日書き足そうと思います。
追記(2024年12月1日)
スキー場オープンのため行ってきました。久々なだけあって楽しかったですね。
滑走後ですが、大まかな水滴を専用にしたハンカチで拭いたあと立てかけました。右の板・ストック・ブーツ・手袋・ゴーグルが使用したもの
ビンディングの隙間とか細かい部分は拭き取り難しいですし、このまま乾燥させるのも良さそうな感じですね。
スキー場の値上げとかで気軽には始めづらくなってますが、景色や爽快感ありますし皆様もスキー・スノボを初めてみるのはいかがでしょうか。
またこの記事がラックを自作しようと思っている方の参考になれば光栄です。