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カンボジアで、虫を食した話

 みなさま、お元気でらっしゃいますか?

 先ほどネットニュースで、「日本の学校でコオロギを給食に取り入れる自治体がある」という記事を読みました。たしか、コロナ以前に、こちらでもコオロギパウダーがスーパーで売っている時期がありましたが、最近はめっきり見なくなりました。
 
 ネットニュースだし、ちらりと見ただけだし、本当かどうかはわかりません。でも、去年カンボジアに行った時のことを思い出しました。

 バスでベトナムからカンボジアに向かい、王宮やアンコールワット、アンコールトム、タ・プロームなどを訪れたのですが、その途中でCheung Preyという場所を訪れました。(なぜ有名どころをすっ飛ばしていきなりコレなのか、という話も笑)

 内戦のときに昆虫で飢えをしのいだ、という町で、今でも昆虫食が行われているという小さな集落でした。
 男性ガイドが「バスを下りたら、子供たちが寄ってきて腕とか肩に生きたタランチュラを乗せてきたりするけど、変に騒がず静かにしてたら危険じゃないから」と、最初から恐ろしげなことを言ってきます。「彼らに悪気はないから、写真撮るときはチップをあげてくれ」とのこと。
 虫嫌いの息子はここですでにギブアップ。バスに残ることに決めました。

大量の生きたタランチュラ

 娘と二人で、最後にバスを下りました。好奇心旺盛な皆様がすでに肩や腕にタランチュラを乗せて大はしゃぎ。
 わたしは遠慮しました。でも、写真は撮らせてもらいました。

デカいっス
めっちゃ動いてました

 屋台にはたくさんの調理済みの虫がありました。ガイドさんがタランチュラの足を試食で持ってきてくれました。みなさんが食べる中、わたしも食べました。ヘタレなので、ほんの一関節のみですが(笑)

こんな感じ
この辺が美味しい種類だとのこと


 味付けは、めちゃくちゃおいしい! ちょっと中華風な、甘辛風な。でも、クモだし。なんか、剛毛生えてるし、もさもさして噛めないし飲み込めない! というわけで、チューチュー吸って、あとは、ぺっ、とさせてもらいました。

一関節のみ。

 しかし皆さん、ホントに好奇心旺盛。わたしはすでにギブアップでしたがガイドさんが試食させてくれるものを、割と普通に口に運んでいきます。一体何の虫だかわかりませんが、「味付けは美味しい」と言ってました。

ダンディなおじさまも
おしゃれな奥様も

 こちらの大きな虫はガイドさん曰く、「羽の部分は取らないと喉に引っかかる」とか「お腹の部分は苦くておいしくない」とのこと。ツウですな。


ちょっと怖い

 あとは、足のイガイガした部分を取ってくれたりして、観光客が食べやすいようにしてくれていました。おしゃれな奥様曰く、コオロギはエビっぽい、とのことでした。

ワイルドなおじさまもご満悦

 ほんの十五分程度の滞在でしたが、トラウマ級の思い出になりました。(もちろんいい意味で!)

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